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96話 ページ10

Aside〜




僕と新八と神楽、それと鉄子さん(?)とで、銀時を離させようと刀を立てたり、攻撃を繰り返す

A『オイ似蔵、銀時を返せ!今返したら、そうだな…切腹で勘弁してやる』

介錯はしないがな、と付け加える

新八「結局死ぬんじゃないスか!そんな事より銀さんを助けないと…!」

神楽「銀ちゃん!目ェ覚ますアル!」

四人で攻撃をしながら、銀時に呼び掛ける

其の時、似蔵が暴れた事により四人とも突き飛ばされたのだ。そして似蔵は鉄子さん(?)に紅桜を振り下ろす

ドンッッ

刀が床についた。しかし其処には血がない。助かったのか?イヤあの距離では……

そう思ったとき砂埃が舞っていた所がだんだんと見えるようになってきた。其処には鉄子さん(?)の姿はなく、代わりに一人の男が倒れていた

鉄子「あっ…兄者ァァァァ!」

男の元に駆け寄ろうとしたが、其の時足に激痛が走った。突き飛ばされた衝撃で足の骨が折れていたのだ。打ち所が悪かったのだろう

鉄子さん(?)は兄の体を起こして泣き叫ぶ

早く…!早く!早く治ってくれ!

そう思っても治ってくれないのは何故か。僕の身体の良い所は(悪い所でもある)再生能力だろう?なら早く治ってくれ!目の前でまた無くなってしまう…!

僕の願いが届かなかったのか、足は治らぬまま似蔵が刀を二人に振り下ろそうとする……

しかし似蔵は刀を振り下ろさず、くるりと後ろを向いたと思ったら後ろに飛んでいった。………………………何があった?

前を見てみると其処には血だらけの銀時が立っていた

A『銀時!』

僕と新八と神楽は慌てて銀時に駆け寄る

A『銀時!大丈……夫なわけないか……。でも生きていて良かった』

銀時「人を……勝手にッ…殺すな」

銀時の呼吸は乱れている。立つ事がやっとの事だろう、キツイはずだ

兄妹の方を見ると、兄の方は重症だった。ゴフッと吐血する

「剣以外の余計なものは捨ててきたつもりだった。人としてよりも刀工として剣を作る事だけに生きていくつもりだった。だが……」

何か助ける方法は……!救えないのか!?目の前の命すらも……!?

……!僕の血を使え、、ば…………駄目だ。何が起こるか解らない状態で使えない。僕はどうすれば…?

「最後の最後でお前だけは………捨てられなんだが。こんな生半可な覚悟で、究極の剣など打てるわけもなかった」

其の気持ちは余計なもの何かではない。そう言おうとした時、銀時がゆらりと立ち上がった

97話→←95話【急がば回れ】


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月光(プロフ) - 上凍さん» ありがとうございます!まだ紅桜篇でまだまだ先は長いですが、最後まで付き合ってくれると嬉しいです! (2019年8月22日 17時) (レス) id: 0dafda221d (このIDを非表示/違反報告)
上凍 - 続編おめでとうございます!どういう展開になるのかワクワクしながら見ているので更新頑張ってください! (2019年8月22日 14時) (レス) id: 27f1b17986 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月光 | 作成日時:2019年8月16日 1時

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