【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《5》【一国傾城篇】 (ページ6)

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229話・ページ6

Aside〜

じいや「缶を蹴るくらいならじいやを蹴りなされェェ！」

銀時「一番はしたないのじいやじゃねーか！」

砂利の上に四つん這いになって言う舞蔵さんが一番はしたないじゃないかと、僕も同じ事を思った

じいや「さぁ其の尖ったヒールで踏みつけてくだされ！」

そよ「G嫌ァァァ！」

そう言いながらそよちゃんは舞蔵さんに缶を投げつけた

A『舞蔵さんこんなのは如何だ？』

僕は舞蔵さんの背後に立ち、刀を鞘から抜いて言う

A『爺嫌斬り』

銀時「爺嫌斬りって何、最早唯の殺人ゲームだよ！」

尖ったヒールより此方(刀)の方が尖ってる、と後から付け足す。サイコかお前と銀時に言われた。何時の間にか缶蹴りに舞蔵さん(爺嫌)も加わっている。そして騒ぐ僕等の元に少し離れていた信女が近づいてきた

今井「缶蹴り…爺嫌蹴り、認められない。爺嫌斬りが良い」

銀時「お前も参加するんかいィィィ！」

そよちゃんは信女も一緒に遊んでくれるのだと喜ぶ。結局見張りの舞蔵さんと信女が缶蹴りに加わっていた。本来の目的は二人を遠ざける事だったのにな

今井「Aの言う通り此方(刀)の方が尖ってる」

A『やっぱり信女は解ってるなァ、ご褒美にドーナツをあげよう』

一瞬で手に持っていたドーナツは信女の口の中へと吸い込まれた

じいや「いや、尖り過ぎだから。そんなの爺YHAAAAだから！」

この儘だとマズイと思ったのか銀時は、警護が爺嫌殺しちゃ駄目だからルールの変更を求めた。しかし信女が出した案は見つけた人を斬って行くと云うものだった。犠牲者増えてるな…

信女は缶を持って銀時に差し出す

今井「早く缶を蹴って」

缶蹴りが始まると思ったのか、神楽とそよちゃんはキャハハと楽しそうに笑いながら手を繋いで逃げ、新八と舞蔵さんは恐怖でギャアアと叫びながら逃げていった。月詠は近くの茂みに隠れる。僕は縁側の下に隠れた

月詠「銀時ィ！できるだけ遠くに蹴って時間を稼げェェ！」

銀時「黙れェェ！何で俺がお前らの逃げる時間稼がなきゃならねーんだ！」

A『どうせ城内嗅ぎ回っているのバレたら首飛ぶんだから思い切り蹴ろ！』

足を後ろに下げて銀時は構える。足が大きく振られ缶に当たったと思ったら、力を入れていた為僕の真上をとんでもない速さで通過して行った。そして通過と同時くらいに人の声が聞こえていた

「騒がしいぞ、そよ。まったくお前は何時になったら将軍の妹としての自覚が……」