【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《5》【一国傾城篇】 (ページ45)

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268話・ページ45

Aside〜

少し恐怖を感じる僕は可笑しいのか。確かに朝抜くとか昼抜くとかあったりしたけども、ほんの少ししか変わっていない筈。見た目そんなに変わっていない筈なのに何故解るんだ
松陽「腰に手回りそうですよ…。そして薄い、折れませんか？」

A『折れるわけねーだろ。なんだ喧嘩売ってんのか』

更に体格差が開いてしまったのか、心配そうに腰あたりを触る。僕はそんなに軟に見えるのか…。心外だ…

松陽「……入りますかね。お腹破ってしまいそう…」

A『破る…！？怖…何？』

トンっとゆっくり其の場に押し倒される。妖美に笑う。亜麻色カーテンに閉ざされた僕と松陽の世界みたい

A『へ？』

松陽「解りませんか？一度シたのに、あんなに求め合ったのに、あんなに愛し合ったのに忘れるなんて酷い人だ。やっぱりあの時注いでおけば良かったですね。嗚呼、いっその事今から……ねぇ？」

首筋に唇を這わせる松陽に、漸く意味を理解した僕は顔に熱を帯びた

松陽「なーんて冗談でs」

A『な…！ばっかじゃねーの！そんな…！入んないとかねーから！頑張って入れるから！！今に見てろよコノヤロー！莫迦、ばーか！！』

「『……』」

とんでもない事を言ったと自覚したのは遅すぎて、自身有りげな人差し指は弱々しく空を切った。更に熱を帯びる僕と、ポカーンとしていた松陽も何故か釣られて熱を帯びる

松陽「じょ、冗談ですよ？」

A『……ｺﾛｼﾃ』

死因：羞恥とか洒落にならない。そうなる前にいっその事ひと思いに殺してくれよ

A『忘れて…頼むから…』

過去一死にたいかもしれない。そして過去一恥ずかしくて可笑しくなりそうだ。僕は掌で顔を隠すように、松陽から顔を背けた。しかし其れすらも許してくれないらしく、ゆっくりと隠していた手を退けられて見せたくない真っ赤な顔した僕の目は、優しくも少し情欲が見える目と合った。上半身をゆっくりと起こされて正面から抱かれる

松陽「可愛い。すっごく可愛い。如何してそんなにも可愛らしいのですか？嗚呼、離したくない」

少し痛いくらい抱き締められて、苦しくも其のくらい、執着するくらい好かれているのだなと実感して嬉しくもあった。でも恥ずかしかった僕は其れを悟られないように肩に顔を填めた