251話【呉越同舟】 ページ28
Aside〜
佐々木「こんばんは。お巡りさんです。何をやっているんですかアナタ達、アナタ達がこのザマでは私達の首まで飛んでしまうでしょう」
見廻組の後ろ(城の外)から断末魔が聞こえるのだが何があったのだろうと思ったが、外から聞こえるトシの怒声で真選組も来たのかと自己解決した
佐々木「ご覧の通りこの城は既に我々エリートによって包囲されてます。大人しく武器を捨てて投降しなさい、とか言ってみましたが嘘ですから、一回こう云うの言ってみたかっただけですから」
見廻組の登場に、月詠の横にいた信女は遅いと不機嫌そうに呟く。が、佐々木が差し入れとしてドーナツを持ってきたことが解ると真っ先にその腕に飛びつく。飛びつくと云うか噛み付く。佐々木の手をドーナツごと口にいれ一向に離れない。佐々木は自身の手に噛み付く信女をはなそうと腕を上下に振るが、信女は離れず、佐々木の話が一向に入ってこない
佐々木「坂田さん方も家の信女がお世話になったようで。どうやら大きな借りができてしまったようですね」
今井「足手まといだった」
佐々木の手から離れてドーナツを口に頬張る信女は淡々と言う
佐々木「仕方ありませんよ。彼等は私達エリートと違って凡人ですから」
銀時「…へへ、抜かしやがる。流石は
負傷しても他者に悪態を付く銀時の様子に、怪我は如何したのかと問いたくなる。しかし此れが此奴の正常運転故、少し安心したのは秘密だ
佐々木「好き好んでではありませんよ、さる御方に頼まれまして。
A『ドラ○もんそんなブラックな話じゃねーよ。テメーどんな気持ちで見てんだよ』
つまり、とそう続けた佐々木の手には拳銃が。しかも僕と銀時の方に銃口は向けられている。其の刹那、二回の発砲音の後、腹の辺りに衝撃が走った
佐々木「アナタ方はもう使えないゴミです。さてゴミを二つ片した所で、大掃除と行きますか」
撃たれた僕達を見て月詠は佐々木に怒声を上げなが此方に向かってくる
月詠「A!銀時!しっかりしなんし!!」
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作者名:月光 | 作成日時:2021年2月22日 18時