【銀魂】不老不死の女は江戸に住んでいます《4》【バラガキ篇】【金魂篇】【一国傾城篇】 (ページ25)

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203話【バラガキからの手紙】ページ25

Aside〜

でもな…彼奴等美味しい所だけ持っていって気に食わないなァ。僕と同じ事を思っていたジミーがトシに不満を垂れる。しかしトシはそんなこと無いと其れを否定した。不思議に思っているとトシはパトカーのドアを開け言った

土方「なんせこっちは超大物のホシを上げたんだ。なァ白夜叉殿？」

中には額に青筋を立てた銀時が手錠をかけられ座っていた

土方「くせー野郎だとは思っていたがまさか桂どもと並ぶ伝説の攘夷志士だったとはな。そういやAさんも前言ってたかァ…」

銀時「Aテメェ！何言ってんだ！しかも俺は元っつってんだろ！」

自身を善良な市民だと言い張る銀時は僕にはそう見えなかった

A『僕にも色々事情があってさ』

ぐだぐたと身の潔白を並べる銀時。百歩譲って元攘夷志士だとしたら、鉄も元攘夷志士だからしょっぴくなら鉄もしょっぴけと鉄も巻き込む

鉄「その通りッス、自分責任取らせてください。自分切腹するッス」

銀時「え”え”え”！！」

思わぬ返しに銀時は激しく動揺した

鉄「今回の件は全部自分の責任ッス、皆んなに元攘夷志士だったって事がバレるのが怖くて、でもそのせいで皆んなに迷惑かけて…。折角預かった手紙さえも届ける事ができなかった。副長の兄上にも、自分の兄貴にさえも」

土方「届かなかったんならもう一度出せばいいさ、今度は自分自身の手で。今度はてめーの番だろーが。確かにてめーのアニキには届かねェのかもしれねェ、だが少なくともお前と同じこのロクでもねェアニキども、、とアネキにはきっと届くさ」

自然にアニキに入れられていたような気がした。兄貴じゃねェ事を忘れんなよ

土方「…鉄、てめーの手紙、俺達はいつでも待っている事を……忘れん…な…」

トシはぐらりと体を傾けたと思ったらその場に倒れた

A『トシ！？』「「副長！！」」

慌てて脈と呼吸を確認する。……良かった生きてる。救急車呼ぶよりパトカーでサイレン鳴らしながら運んだ方が速いと思った僕は隊士に頼んでトシを乗せる

「白夜叉はどうしますか？」

A『あー、僕が如何にかするからお前達は帰って良いぞ。トシには近藤さんが付くだろう』

翌日、銀時の無実を鉄が説き無事釈放された。トシは命に別状ないものの怪我が酷く暫く入院生活だ。つまり僕の仕事が増える、だから早く治ってもらわないと困る訳だ。病室に入ると机に筆と紙を広げ、トシはベッドに寝ていた

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