200話【茨ガキと薔薇ガキ】 ページ22
Aside〜
土方「彼奴等に乗るつもりはねーよ。だが此処から先に行くってんなら通す訳にはいかねェ。この先は俺達が行く道だ」
近藤さんの合図で真選組は二手に別れ見廻組を囲んだ
土方「
僕はあの場をトシ達に任せて近藤さんと総悟とジミーと裏から鉄を救い出す。しかし
近藤「あの女まるで死神だ!急所を一撃で仕留めるあの技、暗殺剣の使い手か」
山崎「感心してる場合ですか。あんなに派手に暴れちゃ俺達の存在が割れます。そしたら鉄が…」
暗殺剣、嗚呼そうだ。あの時の子供、座敷牢にいたあの子だ。骸、そう言ったか。だが今は違う名だろうな、物騒な名では警察を名乗れないからな
しかしあのままでは鉄の頸さえも取りかねない
前を向いて走るが、突然の僕達の登場に浪士は敵襲と叫ぼうとする。しかし此方にもとっておきが居るのを忘れてもらっては困る。浪士の背中からは鮮血が吹き荒れる。其れを見た骸?は総悟の目を見て言う
「やっぱり貴方も警察じゃない。私と同じ人殺しの目」
沖田「Aさん、近藤さんの事まのんます。近藤さん、コイツの狙いは
総悟の後ろにあった壁は音を立てて崩れた。直線な断面だった
A『僕の予想では上から鉄を落としたとすると此処の前を落ちる、其れを拾うんだ。その役目を、ジミーお前がやれ』
山崎「えぇ!?何で俺にそんな重要な役割渡すの!?」
ジミーの意見なんて無視して僕は言葉を続ける
A『さっきから発泡音が聞こえるだろ?僕の考えでは僕等が此処で待機、そして下ではトシと佐々木さんが大きな喧嘩、目を其方に奪われた空きに見廻組は攘夷浪士共の方へ行くだろう。奇襲って奴だ。そして鉄の元へ向かうトシ、上で攘夷浪士諸共僕達を皆殺しにするつもりだ。だが奇襲は失敗するだろう。なんたって僕が居るから。僕が鉄を救い出してみせよう』
近藤「待て!予想だろ!?本当に落ちてくるか如何か奇襲があるか如何かなんてわかんないだろ!?」
其の言葉に僕はニヤリと笑う
A『これまで僕の予想が外れた事があったか?否、無いね。まぁ僕に賭けてみなよ。損はしない筈だ』
201話【悪ガキどもの祭典】→←199話【歯車に絡まった茨】
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
33人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月光 | 作成日時:2020年8月17日 21時