拾って部下にしたJKは元相棒の妹！？2

58.※個人的な意見です ページ10

『どう云う人なんですか？そんな悪い人には見えませんでしたけど。』
中「悪い人には見えねえだァ⁈……確かに善人面すンのも朝飯前何だろうが、其れは有り得無えよ。彼奴は問答無用で悪い奴だ。何せ、マフィアになる為に生まれて来た様な男、太宰の敵にとっての不幸は太宰の敵である事だと迄云われた奴だからな。」

キング・オブ・ザ・マフィア？って事？存在自体が不幸とか、なんかめっちゃ強そう。

中「冷徹無慈悲、失態を犯した部下は即座に処分。拷問の手腕も見事なモンで、彼奴にかかれば引き出せない情報なんて無かった。其れらを全てさらりとやってのけた。」
『認めてらっしゃるんですね。その、太宰さんの事。』
中「実力は、な。頭がとんでも無く切れるってェのにやる気はゼロ。そのくせ嫌がらせには全力でどんな労力も惜しまねえ。いっつも胡散臭い仮面を被って青鯖が空に浮かんだみてえな面してやがった。」

青鯖が、空に………？
申し訳ないけど一寸よくわかんない。

中「何かって云うといちいち喧嘩吹っかけて来やがって、事あるごとに身長だの服装だの莫迦にして、女癖も悪いし仕事も碌にしねえし入水だ何だとほざきゃアフラフラ消えて………なんかムカついて来たな。」
え、ごめんなさい。
なんか私情が多くなって来たような…？



中「あ、そう云えば。」
其れからもお兄ちゃんに纏わる逸話、と云う名の愚痴を聞かされたあと。唐突に中原さんは話を変えた。
中「帰ったら執務室に来るように、って首領が。」
『え。あ、はい。』

其れを先に云って下さいよ………




首領の執務室を訪れると、エリス嬢も共に迎えてくれた。
森「呼び出してしまって済まないね。君に一寸頼みたい事があるのだよ。」
な、何だろう。

森「実は、エリスちゃんをケェキ屋に連れて行ってあげる約束だったのだけど、急用が入ってしまってね。其処でだ、A君。君に私の代わりを頼みたい。本当は私が行きたかったのだけど……
エ「リンタロウしつこい。私はAの方が良いわ。」
森「酷いよエリスちゃん！」
エ「五月蝿い！元はと云えば約束破るリンタロウが悪いのよ！」
森「エリスちゃぁぁん‼」

えーと。

『畏まりました。此の身に変えてもエリス嬢をお守り致します。』
森「そんなに固くならなくても良いのだけど………時にA君。」
？
森「私に何か、云いたい事があるんじゃないかい？」

げ。

ま、拙い………

59.ピンチ再び→←57.幹部様の本気

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す