嘘ついて、嘘をついた ページ13
『氷に指をあげたの』
「どうして、そんなことをしたんだ......!」
『だって、........』
私は黙ってしまった、
どうせ、こんな話をしてもきっと信じてくれない
氷が話すこと、
その氷に毎日私の一部分をあげていること、
その氷の目的も知らないこと、
そして、私の正体を知らないこと、
「なんで、黙ってるんだよ....」
そんな、悲しい顔をしないで
ごめんね、アンターク
『もう、......しないから』
嘘、
「あぁ.....」.
嘘、
『じゃあ、帰ろう、アンターク』
嘘、
「そうだな、もう日が暮れそうだしな、」
嘘、
『うん!』
嘘、全部嘘
こうして、嘘をついて私はまた、
アンタークに黙って、意味もなく
氷に私をあげ続けるんだ
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ハル賢(プロフ) - いずもさん» 読んでいただきありがとうございます!氷は甘えん坊体質っぽいところがあるので私もあげたくなってしまうのはわかります! (2018年5月20日 21時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
いずも(プロフ) - めっちゃ良かった!あんなに頂戴頂戴言われたらあげちゃうな〜(笑) (2018年5月19日 18時) (レス) id: e6422e1b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハル賢 | 作成日時:2018年2月19日 20時