君は真面目過ぎる子【宝石の国】

⇒不幸の前兆 ページ24

『ふふふーん、ふっふふーん』




「随分ご機嫌だな、」




『これ！』




髪の毛にコスモスをつけて私はジェードに見せつけるように前にでる




「つけてくれているんだな！」




『うん、すごく気に入ったよ！ありがとう』




「どういたしまして、」





『これって花びら？多いねーきれー』



コスモスをくるくると回しながらジェードに渡す





「あぁ、コスモみたいにきれいだな」





『これにはかなわないって、

でも、もしコスモスが私だとしたら散っちゃった時はどうなるんだろうね

.......きっとあの人みたいにきれいに散って消えていくのかなー』





「コスモ！！」





『へっ？』



急に大声を出したジェードにビックリし、まぬけな声がでてしまった




「コスモは消えないし、散らないからな」



『じょ、冗談だよ〜』




「冗談でも、そんなこと口にするなよ」




『真面目だなー』




「((.....真面目じゃないから」




ジェードなんか、不機嫌そう...


まあ、いいやっ、だって今日は久しぶりの二人で巡回だもん！理由ならいくらでも聞けるし、





『ジェード、巡回頑張ろうね』




「あぁ、そうだな」





『先生のところ行こっか』






私たちは呑気だった、



.......このあと不幸が起こるかもしれないというのに

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