君は真面目過ぎる子【宝石の国】

⇒逃げてしまった後悔 ページ14

私達はこうして何百年か立ち、いつしか先輩後輩気にしなくなり互いに仲良くなったと思っていたが、





私はまだ君に伝えていないことがあるんだ




私の『汚い声』のこと




まだ言っていない、言う機会をずっと伺っている





悩んで何百年........






そして、今現在に至るわけだ、





『あー、あんまりうちのこと信用してなかったのかな、まあ解消するって言っても文句言えないし、自分のこと話してない私に信用しろと言われても困るだけだよね.........』





私は一人窓辺の向こうの草原をみながらそう呟いたとき






「おーい！！コスモーーー！」








『ジ、ジェード！？』




私は訳もわからず思わず、ダッシュした




タッタッタッ




「おい！どうして逃げるんだー」





タッタッタッ





「ぉ、おいぃハァハァ、待てってハァ」






タッタッタッ




「ハァハァハァハァ、」






タッタッt「コスモ！！！！」




急に呼ばれてビックリして立ち止まってしまった




「何で逃げた」





ジェードはきっと怒っている、だから私に諦めがつくように微笑んで





『ごめんね、私のパートナーなんて嫌だったよね、今まで無理させてごめんね、.......ごめん』







今ジェードの方を向いたら泣き出してしまいそうで怖かった、だからそれだけ言い残し、






全速力で走った






その後、ジェードは追いかけてくることはなく少し安心してしまった









「まだ、見つけてないのに.........」
　
　
　

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