ねぇ、聞いてくれますか？ (ページ9)

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purusu　urutora６ページ9

ーーーーーもうすっかり日が暮れた福岡の夜の街、

公安委員会ビル屋上、

頬に当たる冷えた風、

黒の背景に漏れる光、沢山の人の声。

…………場所は違っても今まで自殺の度に何度も見たこの光景。

何度見ても眩しくて、寂しくて、
見れなかったこの光景。

頬に冷えた風が当たるのに、暖かい…………？

眩しい筈なのにホークスさんは見えるの、どうして？

『私は嫌いなヒーローに本音を話すんですか…………？』

「…………それもそうか。
じゃあ俺から言いますけど、俺には君の事は理解出来ないかな。
自殺は命を投げ捨てる行為にしか俺には思えないからダメだと思う。

それから、人に関する事もそう。

人は皆不思議と同じような事をしたがり、していない人をおかしいと言う。
君はそれが理解出来ない。

でもこれ場合によっちゃ正論だよね、皆で同じ事しなきゃいけない時に一人だけ違う事してるやつが居たらそいつがおかしいよ。」

『皆同じような事をしたがる、という言葉の意味をそのまま読めば、ですけどね。

何が言いたいんですか？』

☆本当の、意味とはーーーーー。