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羊 ページ14
『……』
パチリと目を開け勢いよく起き上がる
隣に居た少年が小さな悲鳴をあげた気がするが気にしない。ごめんよ少年
「あっ、あの…」
辺りをぐるりと見渡し目線を橙色の髪をした少年に向ける。又もや小さな悲鳴を上げ今度は涙目へ。
「す、すみません…！！」
何故か平謝りされるので取り敢えず喋ろう
……と、思ったが何を喋る？
じぃーっと彼の顔を眺めていると
「あの……ほんとに…」
何だか可哀想になってきた。
彼は気弱なのだろうか
私と正反対である。中々濃いキャラだ
仕方あるまい。
『……お腹減った』
余りに私が悪人風なので取り敢えずお腹減ったって言っといた。之で万事解決(？)
「えっ…あ、お茶、飲みます？」
『…飲む』
彼の好意を断るのは申し訳ない。
お茶は少々苦手だが飲もうではないか
因みにお茶菓子出る？？
私お菓子食べたいな？？？
なんて口には出せないから心の中で言っとくね
さぁ彼の少年に私の思い伝われ(無理)
…所でここどこ？
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作者名：抹茶 | 作成日時：2018年3月11日 8時
