58 一般校、ではないらしい ページ8
「柊太。ここって一般校なのか？ それとも」
「バーカ。ここは、俺達の事務所が経営する学校だ。
要するに、育成、みたいな？ 」
「あぁ〜」
なるほど。
あのどっかのキノコ育成みたいな。
そういうことか、なるほど。
…よく分かんないけど！
ま、普通の学校ではないってことね。
「よし、頑張ろうな! 柊太〜」
「…おう」
暗い！
明るくスタートしようよ〜！
とりあえず、柊太の隣の席に腰を下ろした。
ガラララ
扉が開くと、先生らしき人ぶ…
「ぶっっっ!! 」
「…汚っ」
「な、な、何あれ!? 」
先生って、あんなにきれいでいいの？
女の先生だけど、ちょっときれい過ぎやしませんか!?
あれ、あれってどう見ても……
「はいはーい♪ 待たせたわね〜！ いつも元気なＲｉｎでーすっ♪ 」
「うっわー…」
思わず、感嘆の声を漏らす。
「あ、あの人、あのアイドルのＲｉｎだよね!? 」
「…は？ 」
こっそり柊太に耳打ちする。
だけど、柊太は冷静過ぎて、全く興味ありませーん
って言うオーラがにじみ出ている。
「は？ じゃないでしょ!?
だって、今、テレビで何かと話題のＲｉｎだよ?！
21歳、シンガーソングライターからのアイドルになった、有名な人！
身長は、168�僉�体重は未発表!! 」
「…お前、詳しいな」
「まあなっ☆ 」
そして、Ｒｉｎ――いや、先生は私たちに気付いたのか、
こちらへとやってきた。
「君たち？ 今日からこの学校に来たのって」
「はい」
なかなかやるね。
いやぁ〜、結構クラスに馴染めてたと思ったけど、
やっぱり私の輝きは隠しきれなかったか！
「ここ、一応音楽専門の高校なの。
あなたたち、ど素人でアイドルやってるでしょ? 」
「はい」
急にスカウトされた身だからね。
「それでなんだけど、今日から2週間後にテストがあるの。
その成績によって、彼方たちのアイドル続行かを決めるんだって」
「はい？ 」
「ようするに、成績が悪ければ、アイドルクビーッ！
って、こ・と♡ 」
な、なんでそんなに嬉しそうな顔で言うんですかっ!!
こ、これって結構な重大発表じゃないですか!?
私たち、アイドルになって何週間だと思ってるんですか?!
「しゅっ、柊太っ…」
「…俺ら、専門の知識もなしに、いきなりアイドルとかなれるわけねーじゃん。
だから、しょうがねぇよ」
「それは分かってるけど……」
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流華 - ネクロさん» 感想ありがとうございます！！久々にうらつくを開いたらコメントあって嬉しいです涙 (2021年6月27日 20時) (
レス) id: c141522df8 (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ - 今１を読み終わった所です！2が楽しみなので、早速読んできます！ (2021年1月2日 20時) (レス) id: acc1702ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 x他1人 | 作成日時：2014年3月23日 22時
