88 事件発生← ページ38
「でも、ああいってくれたときは本当に嬉しかった。
ただ、自分のことも大切にしてもらいたいの……」
思いがたくさん積もり、潤んだ瞳でお母さんは言った。
「お母さん」
「ん? 」
「麗ちゃんに何かあったときは、絶対に俺たちメンバーが助けますから!
安心してください、全力で守りますから! 」
「……あらっ! 頼もしいわ」
「お任せあり〜ぃっ! 」
「あら、もう、面白い子! 」
そして、この夕食の間で、
私は麗ちゃんのお母さんに物凄く気に入られたのであった。
「よしっ、お母さんごちそうさま! 」
「えぇ。こちらこそありがとう。そして、これからも宜しくね」
「はい」
そして、リビングを後にした。
よし、ではでは、食事の後だけどお風呂いっちゃおー!
そして、リラーックスしようではないか。
「ルンルンルン♪ 」
軽い足取りでお風呂場の扉の前まで来ると、これまた軽やかに開けた。
「よし! おっふ、ろ……あっ」
「……っ」
意外に筋肉あるんだー。
って、違う違う違う!!
この状況で何を考えてるんだ、Aっ!
「ごめん、その、いかがわしい気持ちがあったわけではなく……」
「言い訳は良いから、さっさと閉めて!! 」
「はいぃっ! 」
――バタンッ!!
こ、これは偶然ですよ。
それに、大丈夫! 麗ちゃん、上半身を着てなかっただけだから!
それに、そういうことには興味ないから!
安心してね。
予知してあけたとか、そういうことではなく、あくまで偶然ですので。
――ガチャ。
「変態」
扉が開いた瞬間に、この言葉が鋭い眼光とともに飛んできた。
「ごめんね、麗ちゃん……」
どうしよう、このままだと変態(誤解)キャラまっしぐらだ……。
私、純粋なのにいいい!!
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流華 - ネクロさん» 感想ありがとうございます!!久々にうらつくを開いたらコメントあって嬉しいです涙 (2021年6月27日 20時) (レス) id: c141522df8 (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ - 今1を読み終わった所です!2が楽しみなので、早速読んできます! (2021年1月2日 20時) (レス) id: acc1702ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作者 x他1人 | 作成日時:2014年3月23日 22時