84 確かな想い ページ34
しばらく歩き進めると、大きな扉の前で足を止めた。
ガチャ。
「はい、ここが海翔の部屋。僕と廉(レン)と芽依(メイ)の部屋には、
絶対に入ってこないでね。絶対にだよ。入ってきたら、即追放だから」
「分かってるって」
そんなに心配しなくたって、私は入りませんよ、えぇ。
神に誓って。
そんなことを思いつつ、背負っていたリュックをおろした。
「じゃあ、ゆっくり休んで。明日のためにも」
「うん」
そう返答すると、麗ちゃんは静かに扉を閉めた。
午後4時半。
にしても、長旅だったし疲れたなぁ。
一休みしようっと。
「んー……! 」
勢いよくフワッフワのベット目がけてダイブすると、
すぐに眠りについた。
――――
――――――。
「あぁ゛!!! 」
眠れない。
急に恋しくなってきたよ。
いつの間にか、こんなにも想っていたんだね。
……柊太、彼方の存在を。
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流華 - ネクロさん» 感想ありがとうございます!!久々にうらつくを開いたらコメントあって嬉しいです涙 (2021年6月27日 20時) (レス) id: c141522df8 (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ - 今1を読み終わった所です!2が楽しみなので、早速読んできます! (2021年1月2日 20時) (レス) id: acc1702ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:作者 x他1人 | 作成日時:2014年3月23日 22時