83 家族のぬくもり ページ33
「おじゃましまーす」
「「どうぞー！ 」」
本当にヤバい。
可愛すぎてどうかしそう。
こんなに可愛い子たちに囲まれて、私は大丈夫なのでしょうか。
本当に、可愛いものには弱いや。
「二人とも何歳なの？ 」
「僕は、6歳3か月！ 」
「私も、6歳3か月！ 」
「ほうほう」
ついうっとりと二人を見つめる。
私にもこんな時期があったのかなぁ、なんて思いながら。
「この子たち、一卵性の双子なんだ」
麗ちゃんは、視線を二人に向けたまま、優しくはにかんだ。
なんだ、普通に良い子じゃん。
目の前にいる麗ちゃんは、いつもの毒舌でもなんでもなくって、
しっかりした”お兄ちゃん”の顔だった。
「いらっしゃい」
「良く来てくれたね」
「あっ」
心地いい声の響きに、私はふっと振り返った。
その先に居たのは、優しい笑顔のお父さんとお母さん、で。
「初めまして。麗ちゃ、麗君のアイドル仲間の海翔です!! 」
「初めまして。麗の母と、こちらが父です。
あまり固くならないで、くつろいで行ってね」
「はい! しばらくの間、お世話になります」
私が丁寧にお辞儀をすると、麗ちゃんのお父さんとお母さんは、
再び優しい笑顔で微笑んだ。
「麗、この子、良い子ね」
「……表だけ、はね」
いや、聞こえてますよー。
何気にグサッと来ましたよー。
ま、今回は許してあげるけど。
「じゃあ、案内してあげてね」
「うん」
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流華 - ネクロさん» 感想ありがとうございます！！久々にうらつくを開いたらコメントあって嬉しいです涙 (2021年6月27日 20時) (
レス) id: c141522df8 (このIDを非表示/違反報告)
ネクロ - 今１を読み終わった所です！2が楽しみなので、早速読んできます！ (2021年1月2日 20時) (レス) id: acc1702ca8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：作者 x他1人 | 作成日時：2014年3月23日 22時
