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「それで、君の名前は？」
「あ、僕ハリー。ハリー・ポッター。」
ぶぅー！？
その後、予想外の紹介にロンが興奮して噴き出したのは言うまでもない。
「君たちなんてグループでいるんだ‥！一体どうしたらこんな集まりが生まれるの！？」
「さぁ〜。決められた星の定めに導かれたんじゃない？ロンも大変だね。」
ケラケラ笑うハルを見て、ロンが小さくため息を吐いた。
ハル・ダンブルドア←文字通り校長の孫
レイ・アベ←安倍晴明の子孫、本家当主にあたる 歩く治外法権
ハリー・ポッター←生き残った男の子、生きる伝説
「君で慣れてるよ、ハル。」
「そーお？」
「(何したんや／だ？)」
それから原作通りヒキガエルを探しにネビルが来て、ハーマイオニーが来た。ハーマイオニーはレイに興奮して首ったけって感じだったが。そして
「ほんとかい？このコンパートメントにハリー・ポッターがいるって。」
突然ノックもなしに開かれた扉から見覚えのある金髪が顔を出した。
「(うわ。お呼びじゃない…。)」
お菓子を食べていたコニスをひょいっと抱き上げたハルが顔をゆがめた。
「こいつらはクラッブ、ゴイル。僕はマルフォイ。ドラコ・マルフォイ。」
「フッ」
「コラ。」
小さく噴き出したロンをハルが小突くとドラコの目がキッとロンを睨んだ。
「僕の名がおかしいか？君の名は聞くまでもないね。赤毛にそのおさがりのローブ。ウィーズリー家の子だろ。魔法族には上柄のいい奴とそうじゃないやつがいるんだ。付き合う友達は選んだ方がいいと思うよ。僕が教えてあげよう。」
ちらりとハル達を見定めしたドラコは少しせせら笑いながらハリーに手を差し出す。
「いいよ。自分の友達は自分で見つける。どうもご親切さま。」
「ポッター君。僕ならもう少し気をつけるがね。」
「それ、どういう意味？」
そう言って目を細めて笑うドラコにハルは口を開いた。
「フン、簡単なことだ。もう少し礼儀を心得ないと、ポッター君も君たちも、彼の両親と同じ道をたどることになるぞ。」
その言葉に憤慨したロンとハリーが立ち上がった。
「へえ、僕たちとやるつもりかい？」
「いますぐ出ていかないならね。」
顔を赤くしたロンを見てドラコがニヤリと笑う。その時
「おい、礼儀がないのはどちらだ？」
恐ろしく冷たい視線がドラコを貫く。
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作者名：イト | 作成日時：2018年3月8日 23時
