気紛れな彼女達：賢者の石 (ページ3)

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「ねぇ、ｱﾙﾊﾞｽ。」

「んゥ？何じゃハル？」

ここはﾎｸﾞﾜｰﾂの校長室。立派な白髭を蓄えた校長であるﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱがせっせと手を動かしている彼の片側からひょっこりと黒髪の女の子が顔をのぞかせた。

「それ････前も書いてたよね？」

少女が指をさす先に見えた宛先はもう何通と書いたはずの宛名でﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱはそれに気付いて苦笑を漏らした。

「ホホ…そうじゃよ。あそこの家族はなかなか手ごわくてのォ…」

そう言っていつものように悪戯っ子のように笑うﾀﾞﾝﾌﾞﾙﾄﾞｱにハルはふーんと相槌を打つ。

「(っていうか･･手書きなんだ。)」」

老人の持つ筆の先にハルは眼を細める。すると突然ひらめいた様に眼を大きくして楽しそうに笑みを深めた。

「だったらあたしとレイで様子を見て来るよ♪」

それはもう悪戯に満ちた表情で。