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「お前さんらこんなところにおったのか。いつの間にかおらんくなっちょったから探したぞ〜」
「ごめんごめん。なんか邪魔しちゃ悪いと思って。」
ハグリットの言葉にハルは飲み終えたコップをトムに預けて苦笑した。
「そんな…!!一緒にいてくれたら・・」
どんなに助かったか…と口には出ないがハリーの疲れたような顔に悟ったレイが素早く謝っていた。
「んじゃあみんな揃ったからそろそろ行くぞぉ！買うモノはたくさんあるからな。」
忙しくなるぞ！と意気込んでハグリットはパブの裏にあるレンガ造りの壁の前に来た。
「ここは？」
「まぁ見てな。」
ハリーが小首を傾けるのを横目にレイがそう言って彼を見上げる。
「よぉーく見ちょれよ。」
そう言ってハグリットは取り出した傘の先で株をつついた。
ｶｯｶｯ･･ｶｶﾝ
「(結構適当に見えるな…)」
「(これ気分で叩いちゃダメかな？毎回思うけど。)」
とレイとハルは各々に思いながら崩れていく壁の形をしげしげと見ていた。
ごごごごご･･
「うわぁ…」
感嘆の声を上げてハリーが目を輝かせているのを横目に二人は満足げに笑う。
「さぁ、ここが･･」
ダイアゴン横丁だ！
それはまるで魔法のような言葉だったに違いない。
(うわ、人多。)(ハグリット…あそこ行っていい？丁度切らしてんねん月見草)(お前らもうちょっと自粛しろ！)(･･････;苦笑)
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作者名：イト | 作成日時：2018年3月8日 23時
