Daily Motion 7 【男性声優】

寝覚めの一杯は珈琲で ページ43

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今日はオフをもらえたので、前々から行きたいと思っていた舞台を見に行く。

この舞台、なんと置鮎龍太郎さんにチケットをいただけたのだ。置鮎さんが出演されている舞台にはずっと興味があったのだが、なかなか機会がなく、今回は先輩に誘っていただいて一緒に見に行くことになった。

というわけでその先輩、小西さんに朝起きましたよ連絡をする。



前日

小西)「あ、A〜明日大丈夫？ちゃんと起きれる？」

『がんばります…けど、朝もし時間過ぎても連絡してなかったらモニコしてもらっても…？』

小)「はいはい、してあげるよ」

『ひゃーありがとうございます！！』

小)「たく、俺にモニコ頼むやつなんてお前くらいだよ」

『うっごめんなさい…お昼ごはんおごる、とかいかがでしょう？』

小)「別におごらんくていいけど…それええな、明日お昼ご飯食べてから会場行くとかええんちゃう？」

『え、それって、デート…』

小)「よかったなあ、初めてデートに誘われて」

『……』

小)「はいはいごめんごめん初めてじゃなかったな」



ふてくされた私を見てあたまをぽんぽんしてくれる小西さん。これいつ請求来るのかこわい。



『小西さん私の扱い慣れてますね』

小)「まあな、穴澤検定2級ですもん」

『ほえーそんなものがいつのまに』

小)「まあ嘘だけど」








…とまあ回想が長かったわけだけど、こういう経緯で小西さんとデート(仮)をすることになった。


「小西さーんおはようございます！」と送れば意外とすぐに返事が来る。あと一歩で電話するところだった、だそう。

いやあ、まさか小西さんとふたりきりで出かける日が来るなんて…生きててよかったなあ穴澤。がんばったなあ穴澤。初めてお会いした時はちょっと怖かったけど、優しくしてもらえてほんとうれしい。


わくわくしながら身支度を整える。

うーむ、張り切りすぎてファンデつけすぎた？やっぱりこういうときってナチュラル〜なほうが好ましいもの？
でもこちとら肌の治安は最悪だし、顔面に自信があるわけないから塗れるものは塗りたくりたいのだけれど…

どうにかこうにか顔の塗装を完成させた。改めて自分の顔を見てみたけれど、まあ結局普段と変わりはあまりなかった。でもまつげの上がり具合には満足だぞ。

髪の毛はひとつにまとめて。
張り切っている、ってばれたくないからあまり力は入れすぎない。

でも、特別に少し高い香水を手首にふりかけて

いってきます。

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