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平凡な女子高生とシックスマンの初会話。 ページ10

「はい。同じクラスでしたし、昨日の部活でいましたから。
あと、部活後ストバスにもいましたよね。
最も席が隣なこと、小野さんは気付いてないみたいでしたけど」

「あー、ごめん。なんか色々と……」



昨日のストバスのやつ、邪魔しないように引き返して別の道から行ったんだけど……気づいてたんだな。
…………断じて、道が暗かったからあれ以上進みたくなかったわけではない。





「いえ、慣れてますから。
小野さんこそ、ボクの名前覚えてるんですね」

「……まぁ一応。フルネームはちゃんと聞いてないから知らないけど」



そりゃ昨日あんな登場&シーン見ちゃったら、ね。
むしろ覚えるなっていう方が無理なくらい強烈だったし。



「それでも大抵は忘れられてることが多いので、初対面で名前を覚えててくれたのは嬉しいです」

「忘れられてるって……」

「ボク、影薄いので。昨日の部活でわかってるかもしれませんけど」

「ああ、うん、なんとなくは……」



「大抵は忘れられてることが多い」って地味に切ないわー。
忘れないように気をつけよう。じゃないとすぐ見失うだろうし。
……あ。


「そういえば」と、後ずさった椅子を直して横向きに座り直した。
黒子君に向き直り、昨日気になったことを尋ねる。



「昨日部活で皆が言ってた、「キセキノセダイ」とか「テイコウ」ってなに?」

「…………小野さん、キセキの世代知らないんですか?」

「昨日も言ったけど、バスケは一応好きだけど体育程度でしかやってないから。マネージャーも高校からだし」

「…………そうですか。
小野さん、帝光中学校は知ってますか?」

「………知ってるよ。都内有数の名門校だしね。名前も結構すごいし。
皇帝の帝に光で帝光でしょ。最初聞いたときびっくりしたよ。もっとも、知ってるだけで実物は見たことないけど。
……テイコウって、その帝光のことだったんだ」



勉学において都内トップクラス。しかもあらゆる部活動が高い実績を収めている。
その名の通り、優秀な生徒が集まるマンモス校。それが帝光中学校だ。



「はい」

「じゃ、黒子君は、そこ出身なわけだ」

平凡な女子高生がキセキノセダイについて聞く。→←平凡な女子高生と2人の同級生。



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設定タグ:黒子のバスケ , 愛され , 青春   
作品ジャンル:アニメ
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彩夏(プロフ) - 更新とても楽しみにしていました!続編でも頑張ってくださいね! (2017年6月7日 22時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - 黒バスの映画で号泣しちゃいました……(´;ω;`)これからも応援しています!頑張ってください!(小説書くのってむずかしいですね……) (2017年6月7日 20時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 私もアニマックスで黒バス見ましたーやっぱり最高ですね! (2017年5月24日 18時) (レス) id: 54580b9dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡舞 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年5月24日 5時

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