平凡な女子高生と火神と黄瀬の1on1。 ページ36
1on1が始まった。
ボールは黄瀬からで、ダンッ、ダンッとドリブルが繰り返される中、他の面々が固唾をのんで見守る。
そんな中、黄瀬が動いた。
視線のフェイクで火神の意識を逸らした一瞬を突き、火神を抜き去る。
そのままゴール下近くまで上がり、追いついてきた火神をターンしてもう一度抜く。
その動きが、先程のミニゲームで火神がした動きとソックリで、思わずリコ先輩に声をかけた。
「リコ先輩! あれって……!」
「……ええ、火神君がさっきのミニゲームでしてた動きね。
しかもこれ、模倣なんてレベルの話じゃない。完全に自分の物にしてる」
『彼は、見たプレイを一瞬で自分のものにする』
1on1が決定した直後に黒子が言っていた言葉。
信じられなかったが、あれは本当なのだと実感する。
ていうかそれってコピーできるってこと!? ちょっとそれチートでは!? ホントにどこかの漫画のキャラクターですかこの人!?
そこから火神が食らいついたと思ったが、あえなく弾かれボールがリングに叩き込まれる。
火神以上のキレ、スピード、パワー…………素人の目から見ても、差は歴然だった。
しかも隣の黒子と河原が話しているのが聞こえたが、実力は数ヶ月で確実に、格段に進化しているらしい。
「すご……(これで下っ端とか、絶対詐欺でしょ……他の四人は一体どうなってるのさ)」
「ん〜。これは……ちょっとな〜。
……こんな拍子抜けじゃ、やっぱ挨拶だけじゃ帰れねっスわ。
やっぱ、黒子っちください」
「……は?」
いや意味分かんねぇよ。「あ、やっぱマジバーガーください」みたいなノリで言われても。いきなり何? つーかふざけてんの?
思わず声を漏らし、他の皆もその言葉を聞いてざわめく。
言った黄瀬はそんなのなんでもないように笑いながら黒子へと歩み寄って来て、足を止めた。
「
「「!!」」
平凡な女子高生と黒子への勧誘。→←平凡な女子高生とシックスマンの親友(仮)。
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彩夏(プロフ) - 更新とても楽しみにしていました!続編でも頑張ってくださいね! (2017年6月7日 22時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - 黒バスの映画で号泣しちゃいました……(´;ω;`)これからも応援しています!頑張ってください!(小説書くのってむずかしいですね……) (2017年6月7日 20時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 私もアニマックスで黒バス見ましたーやっぱり最高ですね! (2017年5月24日 18時) (レス) id: 54580b9dce (このIDを非表示/違反報告)
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