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平凡な女子高生の友人関係。 ページ25

「…………それがキッカケで、友人関係がメンドウに?」

「あー………んーまぁ、他にも中学で同世代の女子の陰口が酷かったり、同年代の子が部活の先輩にいじめられて不登校になったり、友達といるよりアニメとか音楽聞いてる方が好きなったりとかあるけど、キッカケは多分そこだね。それ以来、周りの評価が怖くて、自分を出したり物事をハッキリ言えなくなっちゃったし。
もう嫌われたくなかった……傷つきたくなかったから、ついつい周りの人が自分に向ける感情が気になっちゃうんだよ。私チキンだからさ。
……ほんと、自分が嫌になる」

「チキンて……何言ってんだ? おまえ人間だろ」

「ぶっ!」



性格的な意味で言ったつもりが火神は別の意味で受け取ったようで、それを口に出せばまたAは笑った。
雰囲気ぶち壊しな火神に、黒子が呆れたように訂正する。



「………火神君、食べ物の話じゃないです」

「は? じゃあ……」

「チキンてのは性格的表現の一つで、臆病で弱気な人柄を表わす言葉だよ。火神知らなかったんやね〜」

「う、うっせぇ! 普通チキンって言ったら鶏肉のこと思うだろ!」

「いや、今小野さんの話聞いててどうやったら食べ物に結び付くのか疑問です」

「純粋だね〜」

「だーっ! うっせーっつの!」

「はいはい。
……………ごめん、二人とも。こんなこと話しちゃって。嫌な気分なったっしょ?」

「別に……」

「大丈夫です」

「そう? ごめんねー、ホント
(やっぱ、この二人といるとなんか落ち着くなぁ)」




* *




放課後。
図書委員会の仕事で遅れるAを送り出し体育館へとやって来た火神と黒子は、リコ達二年組に昼休み彼女から聞いたことを話した。
その傍には、事態を把握している降旗、河原、福田もいる。
勝手に話してもいいものかと迷ったが、二人もどちらかと言えばなるべく部活に馴染んでほしいため、解決の糸口になればと全てを伝えることにしたのだ。

一通りの話を聞いた二年生たちは、うーんと難しそうな反応を示す。



「なるほどな……それであの態度か」

「まぁ確かに、人間関係って結構面倒よね。特に女子は。
私も女だから、よく分かるわ」

「けど難しい問題だよな。
小野の言うことも分かるけど、そんなこと言ってたらキリないし……」

誠凛バスケ部が考える。→←平凡な女子高生の先輩に対する想い。



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設定タグ:黒子のバスケ , 愛され , 青春   
作品ジャンル:アニメ
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彩夏(プロフ) - 更新とても楽しみにしていました!続編でも頑張ってくださいね! (2017年6月7日 22時) (レス) id: a1d1edfed6 (このIDを非表示/違反報告)
夜叉〔刹叉〕(プロフ) - 黒バスの映画で号泣しちゃいました……(´;ω;`)これからも応援しています!頑張ってください!(小説書くのってむずかしいですね……) (2017年6月7日 20時) (レス) id: 0f137dda1a (このIDを非表示/違反報告)
さあや(プロフ) - 私もアニマックスで黒バス見ましたーやっぱり最高ですね! (2017年5月24日 18時) (レス) id: 54580b9dce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鏡舞 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年5月24日 5時

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