10話 ページ45
貴方side
そんな事を言っていると、ガコンッって音が聞こえた。その聞こえた方向を向くと、
妖一「いったたたた、あっ!貴様!僕のAに何してる!」
沖田「あっ?僕のA?」
妖一がバズーカを自分の上からどけ、そのまま起き上がって立ち上がっていた。私は先程覚えた恐怖が蘇り、身体が震えだした。
沖田隊長は一度私から離れると、直ぐに私の頭を撫でて立ち上がり、妖一の方を向いた。
沖田「何を勘違いしてんのか知らねぇが、こいつはテメェのじゃねぇ。俺達の仲間で、俺の部下だ」
妖一「違う!Aちゃんは僕の者だ!Aちゃんは僕の天使で女神なんだ!僕らが出会う事は運命なんだ」
意味が分からない。今までの経験上、こんなの、今までに体験したことがない。
沖田「テメェがこいつの事どう思っていようが勝手だが、こいつを怖がらすようなことをするのは、ぜってぇ許さねぇ」
妖一「うるさい!良いから、彼女から離れろ!」
貴方(沖田隊長)
沖田「おめぇは今まで引き籠って、知らねぇだろうから言うがな。こいつも、俺も、警察だよ」
妖一「はっ?」
沖田「武装警察真選組。名前くらいは分かるだろぃ」
妖一「しん、せん、ぐみ?」
沖田「引き籠ってても、それ位は分かるんだろぃ?引き籠りしていても、偶になら外に出るもんな」
妖一「し、真撰組!?そ、そんな事、あるわけないだろ!?だって、そこは、女性禁制で、というか、お前の様な奴が、そんな所にいる訳がない」
沖田「どんなイメージでいるのかは、知らねぇが、俺達はマジの真選組だわ。信じらんねぇと思うんだったら、警察手帳でも見せるか?」
妖一「っ!そ、それでも、例えそうでも!僕とAちゃんは愛し合う運命なんだ。Aちゃんだって、そう思っているはずだ」
沖田「こんなに怯えているのにか?」
妖一「洗脳されているんだ!僕はそんな彼女を助ける為に「助けようとしている相手は」」
沖田「今までの体験しなかった恐怖に怯えてんの。まだ分かんねぇか?」
妖一「はっ?」
沖田「今まで、こいつは何一つとして斬ること以外に体験したことがないやつなんでぃ。そんな奴を、おめぇは相手の要望一つも聞かずに、無理矢理で。
テメェの行動の何処に、助けるって言う言動があるんでさぁ」
妖一「っ・・・」
沖田隊長の言葉に、男は黙り込んだ。そして、しばらくして、土方さんと寝か銀さんが来て、妖一は二人が連れて来た警察に連れていかれた。
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