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8話 ページ43

貴方side
今何時なのだろうか。沖田隊長には待っていろと言われたのに、こんな所に何時間もいたら、流石の沖田隊長も怒っているだろうな。

そう思っていると、

ガチャ、ギィィィ!

妖一「やぁ、どうかな?気分は」

また妖一が来た。何時間か経った後にいつも来る。暇なのかな?

妖一「Aちゃん。何時間もここに居させちゃってるけど、何かしてほしいこととかある?」

貴方「(してほしいこと、か)私を真選組に返して下さい」

妖一「それはできないかな?」

貴方「どうしてですか?」

妖一「だって、真選組に戻ったら、あの男達に何か酷い事をされちゃうでしょ?」

貴方「されませんよ」

妖一「またそんな事を言う。君は騙されているんだよ?」

貴方(騙されているって、具体的にどう騙されているんだ?)

そう思っていると、妖一は私の傍まで来た。

妖一「でも大丈夫だよ。その洗脳も直ぐに解く方法があるんだ」

貴方「?解く方法?」

妖一「そう。何でも、性的な事をしたら、解けるんだって」

性的な事?何それ?良く分かんないけど、絶対それは違うってのは私でも分かった。というか、それ何処で調べたらそんな結果になったのだろうか?そう思っていると、

妖一「取り敢えず、早い方が良いと思ってね?さっそくやろうか」

貴方「えっ?」

ビリっ

いきなり服を破き始めた。ていうか、えっ?何っ?どうして、服を破く必要があるの?私まだ仕事があるのだけど。←そう言う問題ではないと思うby,作者

貴方「な、何を?」

妖一「えっ?だって性的な事をするには服を脱がなきゃでしょ?」

貴方「えっ?はっ?」

知らない。こんな事。というか、息荒すぎる。怖い。えっ?怖い?何?どういう事?怖いって、何?

妖一「あぁ、そんな顔しないでよ。怖いのは最初だけだから」

貴方「えっ?」

私、どんな顔をしているの?えっ?もしかして、感情?感情なんて、要らないものの筈なのに。どうして?そう思っていると、

妖一「ハァ、やっぱり可愛いね。本当に可愛いよ。Aちゃん」

貴方「えっ?やっ」

怖い。いや、やめて。怖い。良く分からないけど、怖い。もう、やめて!そう思ったら、

ドンッ!

妖一「!?」

貴方「えっ?」

鉄の扉が勢いよく開いて、そこに沖田隊長がバズーカを持って立っていた。

━作者から━━━━━━━━━━━━━━━━
新しい小説です。
良ければどうぞ↓

【文スト】大切な人

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作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月7日 2時

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