【銀魂】赤い目の女剣士 (ページ34)

今日:4 hit、昨日:14 hit、合計:72,318 hit

第四話【女剣士のトラウマ】ページ34

～とある場所・御用攻め終わり～

貴方「痛いです。山崎さん」

山崎「痛いのはみんな同じ、当たり前だよ」

貴方「そうですか」

山崎の言葉にAは納得しながら、パトカーの後ろの座席を開けて、そこに座らせた後、山崎に手当てをして貰っていた。

山崎「(手、本当にちっちゃいなぁ。しかも細い)はい。終わったよ」

貴方「ありがとうございます」

山崎「どういたしまして」

「終わったんですかぃ？」

山崎「あっ、沖田隊長」

貴方「沖田隊長」

手当てが終わると同時に、沖田がAと山崎の所へと来ていた。

山崎「はい。もう終わりましたよ。じゃあ、俺はこれで」

貴方「ありがとうございました」

そう言うと、山崎は救急箱を持ってその場から離れた。

沖田「たくっ、今回は軽い怪我で済んだが、もう少し自分を大事にしなせぇ」

貴方「すみません」

沖田「まあ、次からは気をつけなせぇ。俺から言うことはそれだけでぃ」

そう言うと沖田は、Aの頭を撫でて直ぐにその場から離れた。

「なんか、言われたのか？」

貴方「土方さん」

沖田が離れた後、土方が来てAに聞いた。

貴方「いえ。ただ、自分を大切にしろと、そう言われただけです」

土方「ふーん、あの総悟が。珍しいこともあるんだな」

土方はそう言いながら、Aの頭を撫でた。すると、

貴方「？(誰？)」

Aがそう思いながら、その方向を見てみるが、Aの見る方向には誰もいなかった。

土方「？どうした？」

貴方「誰かに見られていたような気がしたんですけど、気の所為でした」

土方「？(誰かに見られている？)」

土方はAの見る方向を見るが、やはりそこには、誰もいなかった。

土方「(Aが嘘をつくことはまず無い。気配にも敏感だ。だとすると、急いで戻った方が良さそうだな)

A。直ぐに処理を終わらせるから、ここから動くんじゃねぇぞ。何かあったら、連絡しろ」

貴方「分かりました」

貴方は車の奥に引っ込むと、そのまま土方は車の扉を閉め、鍵をかけた後、そのまま他の隊達の所へと向かった。