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9話 ページ27

沖田side

土方「たくっ、お前はなんで自分が方向音痴だってのを言わなかったんだ」

貴方「聞かれなかったので」

土方「聞かれてなくとも言え、自分のことだろうが」

貴方「分かりました」

旦那の所からコイツを引き取った後、土方さんは、コイツを叱っていた(なんか優しめではあるけど)

けど、コイツは表情を崩すことなく、いつもの無表情でいる。しかも、ロボットみてぇに喋っっていやがる。

正直に言うと、面白みがねぇ女だと思う。けど、近藤さんも土方さんも、この女のことを自身の子のように接している。

なんでかは知らねぇが、俺がいなかった間に、何があったのかは知りてぇ。そう思った俺は、とりあえずAに聞く事にした。

〜沖田&Aの部屋〜

とりあえず、何処から聞くか。なんて考えながら、静かに本を読んでいるAの方を見た。

沖田「おい」

貴方「はい」

沖田「俺がいない間。おめぇは何をやっていたんでぃ」

貴方「松平公に真選組に入らないかと誘われ、それを引き受けた後、この真選組に来て、部屋を案内してもらい、この部屋の探索をしていました。

その後、土方さんに屯所(洗面所)の案内をしてもらい、見廻りのやり方を教えていただき、攘夷が尾行していたので路地裏に誘い込んだ後そのまま斬り、その後は御用攻めをして「もういいわ」」

長い。聞いた俺が悪ぃが、流石に長い。というか、こいつぁ、息せずに喋っていたが、息苦しくならねぇんか?

沖田「ていうか、おめぇさっきから何の本を読んでいるんでぃ」

貴方「ミントンの歴史」←

沖田「・・・・・なんでぃそりゃ」

貴方「山崎さんが暇ならこれを読むといいと言われましたので」

沖田「・・・・・そうかい」

ていうか、どんな本なんでぃ。そう思っていたら、

近藤「おーい、総悟。Aちゃん。ご用攻めに行くぞ」

沖田「了解でさぁ」

貴方「了解」

ご用攻めの時間になった。さて、赤目の夜叉の実力。お手並み拝見と行きやすか。

10話→←作者から


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作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月7日 2時

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