検索窓
今日:7 hit、昨日:14 hit、合計:72,321 hit

4話 ページ13

土方side
朝飯を食った後、Aに見回りのコースを教えていた。

土「お前は女だからな。あまり遠くに行かなくていい。俺や他の奴と行くのなら別だけどな。とりあえず、道順だけでも覚えておけ。一応言っておくが、サボるなよ」

貴「分かりました」

こいつは覚えるのが早いから、教えるのも早く終えられる。話すことは少ないけどな。←

貴「土方さん」

土「なんだ?」

貴「少し寄り道しましょうか」

土「はあ!?」

こいつさっき俺が言ったこと聞いていなかったのか?サボるなって言ったのに、こいつは総悟同様サボり魔か!そう思っていると、急に袖を掴まれ、そのまま引っ張られた。

貴「後ろに2、3人。攘夷浪士が来ています。おそらく私達を何処か人目のつかぬ場所で、殺しにかかるのかと思います」(小声)

土「!」

Aが何故寄り道したいかの理由が分かった。その事に関しては、俺は全く気づかなかった。この女、元は人斬りだからなのか、気づくのが早いな。

土「よし。じゃあ、ちょっと遠回りするか」

俺は袖を掴んでいたAの手を、ゆっくり放した後、攘夷浪士にも聞こえるように言った。こいつの言っていることが確かなら、人気のない場所で、奴等を斬った方がいいな。

そう思った俺は、とりあえず路地裏の方に行った。そこで俺とAは刀の柄に触れて、相手が来るのを待った。

しばらくして、2、3人程の足音がした。そして、相手がこちらに来た瞬間、前にいたAが、その一人を斬った。

Aが斬ったのは、間違いなく攘夷浪士だった。こいつ、よく気づいたな。同じように、残りの二人は、仲間が斬られたのを知ると、すぐに抜刀した。

俺もすぐに抜刀をした後、すぐに襲いかかってきた攘夷浪士を斬った。後の一人は、Aが斬った。

攘夷浪士を斬った後、処理をするため、山崎に連絡をした。連絡をした後、すぐに俺とAはその場を後にしようとした。

貴「土方さん」

土「ん?」

貴「脱いでもいいですか?」

土「はっ!?」

貴「上着に返り血がついちゃったんで、あとベストにも」

土「あぁ。まあ、そういうのは自分で決めろ(ビックリした)」

貴「分かりました」

俺がそう言った後、Aはすぐに上着とベストを脱ぎ始めた。

土「ところで、何で脱ぐ必要があるんだ?」

貴「返り血がついていると、目立つからです」

土「そうなのか。俺らはあんまり気にしねぇがな」

貴「少しは気にした方がいいですよ。でないと、貴殿方、怖がられますよ」

5話→←3話


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (54 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:KICU | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年9月7日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。