4話 ページ13
土方side
朝飯を食った後、Aに見回りのコースを教えていた。
土「お前は女だからな。あまり遠くに行かなくていい。俺や他の奴と行くのなら別だけどな。とりあえず、道順だけでも覚えておけ。一応言っておくが、サボるなよ」
貴「分かりました」
こいつは覚えるのが早いから、教えるのも早く終えられる。話すことは少ないけどな。←
貴「土方さん」
土「なんだ?」
貴「少し寄り道しましょうか」
土「はあ!?」
こいつさっき俺が言ったこと聞いていなかったのか?サボるなって言ったのに、こいつは総悟同様サボり魔か!そう思っていると、急に袖を掴まれ、そのまま引っ張られた。
貴「後ろに2、3人。攘夷浪士が来ています。おそらく私達を何処か人目のつかぬ場所で、殺しにかかるのかと思います」(小声)
土「!」
Aが何故寄り道したいかの理由が分かった。その事に関しては、俺は全く気づかなかった。この女、元は人斬りだからなのか、気づくのが早いな。
土「よし。じゃあ、ちょっと遠回りするか」
俺は袖を掴んでいたAの手を、ゆっくり放した後、攘夷浪士にも聞こえるように言った。こいつの言っていることが確かなら、人気のない場所で、奴等を斬った方がいいな。
そう思った俺は、とりあえず路地裏の方に行った。そこで俺とAは刀の柄に触れて、相手が来るのを待った。
しばらくして、2、3人程の足音がした。そして、相手がこちらに来た瞬間、前にいたAが、その一人を斬った。
Aが斬ったのは、間違いなく攘夷浪士だった。こいつ、よく気づいたな。同じように、残りの二人は、仲間が斬られたのを知ると、すぐに抜刀した。
俺もすぐに抜刀をした後、すぐに襲いかかってきた攘夷浪士を斬った。後の一人は、Aが斬った。
攘夷浪士を斬った後、処理をするため、山崎に連絡をした。連絡をした後、すぐに俺とAはその場を後にしようとした。
貴「土方さん」
土「ん?」
貴「脱いでもいいですか?」
土「はっ!?」
貴「上着に返り血がついちゃったんで、あとベストにも」
土「あぁ。まあ、そういうのは自分で決めろ(ビックリした)」
貴「分かりました」
俺がそう言った後、Aはすぐに上着とベストを脱ぎ始めた。
土「ところで、何で脱ぐ必要があるんだ?」
貴「返り血がついていると、目立つからです」
土「そうなのか。俺らはあんまり気にしねぇがな」
貴「少しは気にした方がいいですよ。でないと、貴殿方、怖がられますよ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
86人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ