銀髪の先輩［赤司征十郎］ (ページ21)

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そんな変わらないよ第三者から見てもページ21

「なあなあA！」

『ん？』

「はい、これナゲット！」

葉山がAに1つナゲットを渡してきた

『あ、うん。ありがとう』

さっき赤司から練習4倍宣告されてからというものの嫌そうな顔はしていたが意外と平気らしい

「あー違う違う！…ふふん～♪」

『え？……あ～』

Aはすぐに察した

『はい、あーん』

「あーーーーん！！！ありがとうA～。やっぱり言わなくてもわかるのがAだよなぁ。さすが」

『そりゃどーも』

「A…あんたも大変ね」

『それは常日頃から思ってる。猛獣を手懐けた気分』

チーズバーガーを口に放り込んでシェイクを飲む
するとAは赤司のシェイクに目を移した

「どうかしましたか？」

『あ、いや。赤司がいちごって意外だなぁと。美味しい？いちご』

「飲んでみます？」

『あ、いいの？ありがと』

-ズコー-

『…チョコが、強すぎていちごがわからん…』

「はは、甘ったるい味ですよ」

『今度リベンジすっかね～』

「おすすめなのでぜひ」

この時Aには赤司がにっこり微笑んだように見えた

--赤司の顔ってなんでこんな整ってるんやろう…--

『！？』

-ブルブルブルッ-

「Aどうしたの？急に頭なんか振っちゃって」

『あ、いや。なんでもないよ。それより小太郎と永吉は全部食べたん？』

「おう！俺が小太郎の手伝ってやったぜ」

「あ、おい永ちゃん！内緒にしててよ！」

『小太郎、あんた1人で食べきれん物頼むんやない』

「うぅ…ごめんなさい……」

気がつけばそんなこんなで20時半を過ぎていた

『あ、玲央。時間大丈夫？』

「え？…ああ！！！もう20時半すぎてるじゃない！21時からずっと見続けてるテレビやるのよ！あ、じゃあ私はお暇するわね！Aありがとう。お疲れ様」

「え、レオ姉帰るなら俺も帰るー！」

「お、じゃあ俺も帰るかー！ゲフっ」

実渕が21時から見たいテレビがあるために帰ると言い、みんなが帰る形となった

「A1人で大丈夫？」

『うん、大丈夫だよ。ありがとう』

「そっか。じゃあな！また明日ー！」

『ばいばい。気をつけてね

それぞれの帰路に着く

『赤司もまた明s「A」…ん？』

「送るよ」

『いや、大丈夫だよ。まだ21時前だし』

「だからこそだよ。最近は物騒だから」

そう言って赤司はAの手を取った

『なにこれ』

「小太郎達にはスキンシップ多いだろう？」

『多いと言うか、向こうから』

「そんな変わらないよ第三者から見ても」