【HQ】青葉城西バレー部マネージャーでっす

にじゅーご ページ26

あの後約15分。


もともと運動神経はいいほうだし、器用貧乏というスキルを持ってるので、


まぁ、バレー部とまともなゲームできるくらいには上達した俺氏。


早速3対3やったんだけど、


岩ちゃん先輩のスパイクやばいわ


及川さんのサーブがやばいわ


影山の精密なトスがやばいわ


金田一のブロックがやばいわ


国見の無気力が何かわからなくなるわ←


もうね、すごかったよ。うん。←


や、国見の無気力がなくなったのはちょっとしたゲームしてたから。


負けたチームは隣の遊園地のお化け屋敷へGO。


勝ったチームは負けたチームの奢りで昼飯が食べれるっていう。


及川さんに奢るとか嫌だ。とまぁ影山、国見、一ノ瀬は素晴らしいチームワークを見せたのですが。


阿吽とらっきょうには勝てなかった。←


して現在、


『ホント、嘘だろぉ…』


「及川さんに奢るとか…」


「及川さん後輩に奢らせるんスか。」


こうである。


てか聞いて。


影山、国見、お化け屋敷へっちゃらちゃら


一ノ瀬、(((( '-' ))))ｶﾀｶﾀ←


……


…………。


…………………(((( '-' ))))ｶﾀｶﾀ



こうしてか弱い私が震えてるってのに、


「飛雄ちゃんいつそんなに口が達者になったの！？」


「後輩に奢らせるんスか。」


「言ったれ影山〜」


「国見ちゃん！！お前らいつからそんな仲良くなったの！？」


…アレですよ奥さん。


……結構ガチめにヤナンダケド。


『…………岩ちゃん先輩、』


「お？なんだ？」


『行かなきゃダメですか、………お化け屋敷。』


「…怖いのか？」


『…………………………ッス。』


…ここで油断してた私が馬鹿だった。


この距離なら聞こえてもおかしくない


「あっれぇ？Aちゃん、高１なのにお化けた怖いのぉ？？」


「A〜、負けたチームはお化け屋敷行く。って話だったよね？ほら、行こ？？」

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