ヨコハマの殺人者【文豪ストレイドッグス】

三__聴取デ解ル事。 ページ3

次の日、社につくとナオミが入口付近に居た。


「ナオミ?如何したの?」

「国木田さんに幸田さんが来たら、談話室に来いっていう伝言を預かってましたから、幸田さんを待ってたんです。」

「成る程。有難う。」



私は荷物を仕事机の上に置き、談話室に行った。



−−−

「国木田、幸田文だ。開けろ。」


「来たか。で、此奴が例の"恋人"だ。」


国木田の隣に居たのは例の女の人だった。

太宰も居た。


「ってか、何故、太宰が居る?」

「否、切り裂きジャックの情報が欲しくてね。話を聞こうと思っていたのさ。」


「...心中目的では無いんだな?」


「あの...本当に彼何ですか...?"切り裂きジャック"って...?」

と、女の人が云った。


「そうだね。ところで、君、名前は?」

「...神田未來です。」


と云うと、太宰が目を見開いた。

「如何したんだ?」

「否...何でも無い。で、未來ちゃん、彼との話を聞かせてくれないかな?辛い気持ちは解るけど...」


きっと、神田はマフィア関係者だ。

...話をしてくれれば、有難い。


「...何は話さないといけませんし、気持ちの切り替えも大事ですしね...解りました。話しましょう。」


と、云って、話が始まった。

四__未來ノ話.壱。→←二__ヨコハマノ街デノ偵察。

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