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あれから自分の部屋に彼女を運び込んだ俺は、甲斐甲斐しく看病をした。
元々病弱らしいことは何となくわかっていたが、高熱を出して寝込む彼女。
どうしてここまで無理をしたのか、そんな身体でなんでここに戻ってきたのか。
やっぱり分からないことだらけだ。
他人の…ましてや異性の看病なんてどうすればいいのかわからない。
彼女はというと、40度を超える高熱に意識は朦朧とした状態である。
そんな時、ゾマから着信がきた。
どうでもいい要件だったけれど、他人と話して少し落ち着いた。
「………あの、さ」
…看病ってどうやればいいの、なんて聞けるわけないよな…。
不思議がる通話相手に「なんでもない」と告げ、通話を終える。
力なく座り込み、そっとスマホを耳から離した。
何やってんだ、俺。
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作者名:hoshina
作成日時:2023年5月6日 23時