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2人の生活は1ヶ月ほど続いた。
彼女の身体は元気になったが、どうにも心は休まらずにいた。
心を病んで帰ってきたのだから、そんなに簡単に元気になる物でもないだろう。
俺は相変わらず、どうしたら良いかと戸惑う日々だった。
俺は今まで、薬を売って心を病ませる仕事をしていた。
その為の口上なら、考えなくてもベラベラと出てくる。
だけど、その逆というのは難しい。
下手な事を言えば傷つけてしまう。
彼女が大切で仕方が無かったから、尚のこと踏み出せずにいた。
ココ最近、俺の好きな彼女のあの笑顔を見る事が少なくなった。
焦ってはいけないと思いながらも、焦るよりほかはない。
なんせ、わからないのだから。
彼女と同じように、俺も少し疲れてきているようだ。
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作者名:hoshina
作成日時:2023年5月6日 23時