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長野に将暉君が来た。
交際の挨拶をしに。
そういうのは結婚の前じゃないか、って聞いたら「それもするけどね」と言われた。
家族は皆、将暉君を信用している。
だから、挨拶は本当に挨拶で終わってしまった。
外は雪が降っている。
私と将暉君は私の部屋で話す事にした。
「翠。
俺今、同棲出来る家探しとんねんけど」
「うん」
私はそっと将暉君の手を握る。
「要望、ある?」
「……寝室、将暉君と一緒がいい」
「あとは?」
「キッチンがちょっと広かったらいいな。
あとは、将暉君の都合でいいよ」
「わかった」
「…………将暉君」
「んー?」
「大好き」
「ふはっ……俺もよ」
将暉君が笑ってから、私の頬に手を当てる。
「翠…」
将暉君の熱を帯びた瞳で察する。
私はゆっくり目を閉じた。
甘い甘いキスに身を委ねる。
暫くするとベッドに押し倒されて、深いキスにクラクラした。
************
あと少しで完結します。
しかし、移行までには間に合いません。
移行はしますが、移行した後にすぐ終わってしまうのも寂しいなぁ、と考えています。
シチュエーションリクエスト等がありましたら、受け付けたいと思います。
よろしくお願いします。
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作者名:hoshina
作成日時:2019年10月7日 19時