story9 ページ11
Aside
「A」
本部の廊下を歩いていると、後ろから名前を呼ばれ振り向く
そこには、荒船隊隊長である荒船哲次がいた
「荒船…おはよう」
「はよ、こんな朝早くから本部にいるのは珍しいな」
「さっきまで任務だったの、受験終わったからって夜に任務をまわすのやめてほしい…」
そう言いながら堪えきれなかった欠伸が出てくる
口に手を持っていきながら欠伸をしていると、荒船がお疲れ、と言ってくれた
「荒船こそ、こんな朝早くにどうしたの？」
「今日は入隊日だろ、俺はスナイパーの指導を東さんたちと一緒に頼まれてる」
「入隊日か…じゃあ、遊真と千佳ちゃんもボーダーの仲間入りか」
そう呟くと、知り合いが入るのか？と言われる
「後輩がね、一人はスナイパーだからよろしくね」
「へぇ、Aはこれからどうするんだ？何もなかったら訓練見てかないか？」
荒船の誘いにんー…と少し考え込む
「見に行きたいけど…報告書出さないとだし、あと…眠いし…仮眠室にいって少し寝てくる」
そういうと眠いのかよ、と笑われる
「眠いですとっても、でもまぁ起きて時間があったら見学に行こうかな」
「おお、まぁゆっくり休めよ」
荒船の言葉に頷いて、じゃあ、と別れた
私は、報告書を出しに先程まで歩いていた道を歩き始めた
＿＿＿＿
＿＿
＿
「頼むよA！手伝ってくれ！！」
「嫌ですお断りします課題は自分の力でやるものです、
まして高校生に頼むものではありませんお引き取り願います、太刀川さん」
報告書を出して仮眠室に向かおうと歩いていたら、泣きそうな顔の太刀川さんが作戦室から飛び出してきた
私を見るなり、明日提出の課題があるが間に合わないから手伝えと懇願してきたのだ
「お前、大学決まってるだろ！？そこをなんとか頼む「嫌ですお引き取りください」…お前、なんかいつもより饒舌だな…」
そりゃ眠いですからイライラもしますよ
どんなに断っても引き下がらない太刀川さんをどうしようかと考えていると
太刀川さーんと作戦室から誰かが顔を出した
「あれ、Aさんも…太刀川さん、Aさんに何頼み込んでんですか…」
「A〜頼む〜！」
「出水君…この人をどうにかしてください…」
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(お願いだから、仮眠室に行かせてください)
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みっちゃん - 初コメです。面白いですね！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2016年4月7日 22時) (
レス) id: 9f39ea5d00 (このIDを非表示/違反報告)
きいろ(プロフ) - とーふ。さん» とーふ。さん>返事が遅くなってしまって申し訳ありません。コメントありがとうございます！更新が遅くなりがちですが、これからも頑張っていきますのでよろしくお願いします！！（*^^*） (2015年8月16日 15時) (レス) id: 501906a74d (このIDを非表示/違反報告)
とーふ。 - 初コメ失礼します。とても読みやすくて良かったです！これからも頑張って下さい^ ^ (2015年7月15日 22時) (レス) id: cf5f103d28 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きいろ | 作成日時：2015年5月11日 9時
