９話 ページ9
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今日はお天気が良くて、お昼寝日和だな〜
なんて目を擦りながら共有ルームに行けば
涙くんといっくんがテレビの前に座っていた。
「あれ？2人だけ？」
「あ！Aさん！」
そうですよ〜！なんて言ういっくんは今日も元気だ。
「A、こっち」
涙くんに呼ばれて2人の元へと行き
一緒になってテレビに目を向ける。
「なにみてるの」
「夜のドラマ」
あー、そう言えば録画してたんだった。
前に1度みんなでリアルタイムで見てたんだけど
わたしがいつでも見返せるようにって
夜に内緒で録画をしたの。
「Aは昔から、2人と一緒だったの？」
「陽と夜のこと？そうだよ。幼馴染みだもん」
「Aさんたちってホントに仲がいいですよね！」
「うん、大好きなんだ」
そう言えば涙くんがジッとわたしの顔を覗き込んできた。
いったいどうしたのだろう。
「僕も、Aと幼馴染みになる」
「へ！？涙！？」
突然何を言い出すのかと思えば
そんな可愛らしいことを言ってくれる涙くんに
きゅんっとして頭を撫でる。
「なんで、どうしたの」
「僕もAと、ぎゅってしたい」
「そんなこと言われなくてもするのに〜！」
わたしがよく２人には抱き着いてるのを見て
そう言ってるのであろう。
そんなこと言われて嬉しくないわけない。
涙くんに飛びつけば
なんだか、いっくんがアワアワしてた。
「いっくんも」
腕を大きく広げたけど
いっくんは飛び込んで来てくれなかったら
思いっ切りいっくんの腕を引っ張れば
バランスを崩したいっくんは倒れ込んできた。
「わわわ！Aさん！」
「２人とも可愛い」
「Aも可愛いよ」
涙くんってばシレッとそんなことを言うから
少し照れてしまう。
なんだかいっくんが「陽さんたちに怒られる」
なんて言ってるけど聞こえなかったことにしよう。
もしホントに陽がいっくんのこと怒ってたら
わたしが攻撃しにいってやる。
そーんな事を思っていたら
ガチャっと共有ルームのドアが開かれた
「あ、海さん！」
海さんの名前を呼べば
「お前ら楽しそうだな」
って笑われてしまった。
うん、楽しい楽しい昼下がり。
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カキネ(プロフ) - 来栖陽香さん» こちらも読んで下さったのですね！ありがとうございます！こっちの更新ゆっくりですみません。また覗きにきてください♪♪ (2017年2月8日 8時) (
レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
来栖陽香(プロフ) - この作品すごく良いです！応援してます｡皆の口調とか、素晴らしいです。 (2017年2月7日 18時) (レス) id: 6cbc5eb4d4 (このIDを非表示/違反報告)
カキネ(プロフ) - いかそーめんさん» 初めまして、読んで頂きありがとうございます。更新遅くてすみませんまた覗きに来ていただければ幸いです。 (2017年2月3日 5時) (レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
いかそーめん - 年中組(特に夜君)大好きなので飛びつき読まさせていただきました！情景が読み取りやすい文章と可愛い幼馴染感にほわほわですw (2017年2月2日 19時) (レス) id: 5e62d193a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カキネ | 作成日時：2016年12月25日 10時
