1話 ページ1
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俺には幼馴染みが2人いる。
1人は同じグループで活動してる陽。
もう1人は俺たちがアイドルとして活動を始める前からモデルや女優として活動しているA
俺たち3人は小さい頃から一緒に過ごしてて、今も同じ事務所だから寮も一緒。
「夜〜今日のおやつはな〜に?」
ソファで陽にもたれ掛かりながら雑誌をペラペラと捲って問いかけてきたのが先程述べてた幼馴染みのA
「今日はプリンを作ってみたよ」
「やったー!夜のプリン大好き!」
わーい!とはしゃぐAは手に持っていた雑誌を放り投げて俺のいるキッチンへと走ってきた。
「わたしも手伝うね」
ニコニコ笑って「陽もいるでしょ〜?」なんて陽に問いかければ、おー、なんて返事が返ってきて食器棚から3人分のお皿を取り出していた。
「いただきます」
うん、美味しい!幸せだ〜と自分の頬を押さえる彼女の姿を見て俺と陽は笑う。
「Aは今日仕事じゃないんだな?」
「そうだよ〜明日は午後から」
「俺たちも明日は午後からだね。」
「おー、そうだな。」
のんびりとした昼下がり。もうすぐきっと少しずつ仕事を終えたメンバーが帰ってくる頃だろう。
「ただいま〜」
ほらほら、噂をすれば。
3人で声を揃えて「おかえり」と言って入ってきたメンバーを見れば俺たちの1つ下の彼ら。
「あ、Aさん」
「おかえり、いっくん、涙くん」
「うん、ただいま」
「プリン作ったから食べるなら冷蔵庫に入ってるからね」
はーいと返事した年少組の2人は一旦荷物を置きに各部屋に戻った。
プリンを食べ終えたAは満足そうに鼻歌を口ずさみながらさっき放り投げた雑誌に手を伸ばしていた。
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カキネ(プロフ) - 来栖陽香さん» こちらも読んで下さったのですね!ありがとうございます!こっちの更新ゆっくりですみません。また覗きにきてください♪♪ (2017年2月8日 8時) (レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
来栖陽香(プロフ) - この作品すごく良いです!応援してます。皆の口調とか、素晴らしいです。 (2017年2月7日 18時) (レス) id: 6cbc5eb4d4 (このIDを非表示/違反報告)
カキネ(プロフ) - いかそーめんさん» 初めまして、読んで頂きありがとうございます。更新遅くてすみませんまた覗きに来ていただければ幸いです。 (2017年2月3日 5時) (レス) id: 96ef15536e (このIDを非表示/違反報告)
いかそーめん - 年中組(特に夜君)大好きなので飛びつき読まさせていただきました!情景が読み取りやすい文章と可愛い幼馴染感にほわほわですw (2017年2月2日 19時) (レス) id: 5e62d193a6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カキネ | 作成日時:2016年12月25日 10時