56丁 ページ7
「はぁ、そんなかっこいい言われたら言わなきゃじゃん!トニーはもうそこまで来てるよ…」
トニー「A…!」
「と、その前にブルースに伝えてきてよ、明日は夜8時って。こんな顔で愛しのブルースのとこいけない!」
トニー「はぁ、わかった。Aは僕の部屋に行ってろ」
「え、なんで?」
トニー「こんな、開けた廊下で聞ける話じゃなさそうだからな」
「あぁ、なるほどね。御気遣いどうも。その通りですよ」
トニー「ふっ、ジャービス」
ジャービス「ご要件はなんでしょう」
トニー「Aが僕の部屋に着いたら鍵を開けてくれ」
ジャービス「かしこまりました」
「そんじゃ、よろしく〜」
トニー「あぁ」
「やぁ、ジャービス。俺っちが来たよ」
ジャービス「A、念の為指紋認証を頼む」
「流石ジャービス。やっぱり仕事が出来るな!ほら、どうよ」
ジャービス「手間をかけてしまってすまない。解除した」
「主の部屋だもんね、指紋認証なんて当たり前だぜ?そこを責めるほど馬鹿じゃないさ。そんじゃ、おじゃましまーす!」
ジャービス「…A」
「ん?」
ジャービス「Aはトニー様のように話せばいいと仰りましたが本当にこのままでよろしいのでしょうか?」
「あぁ、もちろん。逆に何がダメなの?」
ジャービス「あなたはこんな気安く話していいお方ではありません。私はあなたのような方には敬意を払うべきだと思います。ですので」
「あぁ、やめてよそういうの。俺っちがいいって言ってんだからいいのよ!俺っちお堅いの苦手だからさ。ね!」
ジャービス「…わかった。そろそろトニーが来るぞ」
「あいよ、いいなぁトニー。こんな優しい相棒がいて」
ジャービス「私はAIだ。Aのような感情的な優しさは持ち合わせてない」
「俺っちがやさしい?笑っちまうぜ?まぁでもありがとな。俺っち優しいっていうのは自分が決めるもんじゃねぇと思ってる。他人に定めて貰うものさ」
ジャービス「そういうものなのか…」
トニー「これまたAIに対して難しい話をしているな」
ジャービス「トニー様。おかえりなさい」
トニー「あぁ」
ジャービス「それでは私は失礼します」
トニー「ありがとなジャービス」
「別にジャービスいても良かったけどね!ま、いっか!」
トニー「僕だけの秘密にしたいんだ」
「まったく、ほんと独占欲が強いよね!」
トニー「そんなことより早くAの話を聞かせてくれ。どれだけ待ったと思ってる」
「そんなに待ってなくない?そんじゃ、これからの信頼関係に関わってくる大事な昔話だからよぉく聞いてね!」
57丁〜過去編〜※長い文字の羅列で凄く読みにくいです。→←55丁
71人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ツクモ - いやもうホント最高でしか無いです…更新楽しみにしてます! (2023年3月22日 23時) (レス) @page16 id: 339da5a069 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月29日 7時) (レス) id: cb81979de3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まーと@ x他1人 | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2019年3月29日 1時