34丁<第三者目線あり> ページ35
ピーター「そろそろ着くよ!ほら、目開けて!」
「無理無理無理!!なんで1回壁に止まったんだよ!!あんなの見てられるか!チビらなかっただけ褒めてくれよ!」
ピーター「何言ってるのさ!っと、ほら!無事着陸ぅ」
「は、ぁ…ピーター、実はすげぇやつなんだな。俺っちにはあんな怖いこと出来ないね」
ピーター「僕は銃弾食らう方が怖いけどね」
「くっ、ははっ!わぁお!ジョークが上手くなったな、ピーター!」
ピーター「そ、そんなに笑うとこ…?まぁ、ありがと…」
「んで、なんでまた路地なんだよ」
ピーター「だって服に着替えなきゃでしょ?」
「あぁ、そうか。ピーターは脱がなきゃだもんな」
ピーター「うるさいよ!ほら!そこ出たとこだから!先行ってて」
「はいはい。んじゃ、ごゆっくりー」
ピーター「どうも」
んだよピーターちゃん。せっかく褒めてやったってのにあの態度か?!年上に対して失礼だろ!というか年上の上にアベンジャーズ歴俺っちの方が長いのになんで敬語じゃないのさ!まぁ敬語も気持ち悪いけど!
__キャァァァ!!あいつ泥棒よ!!
「ピーター!」
ピーター「片腕脱いだところでよかった!でも、泥棒くらい僕1人で充分さ」
「わかったよ。アピールもほどほどにしないと嫌われちまうぜ?」
ピーター「はいはい」
ピーター「はーい、泥棒さん。もしかして星座占い12位だった?」
ピーターが泥棒の目の前に逆さになって現れる
「クククッ…いいジョークかましたな…ピーター…」
路地から顔を覗かせて静かに笑うバーナム
ピーターの放った蜘蛛の糸の発射音は街の喧騒によって消された
さーって!トニーにでも今の状況を報告しちゃお!
ピーター「うわぁぁ!何その銃!反則!反則!」
その時、ピーターの情けない悲鳴と慌てた声が聞こえた
それと共に轟くおそらく銃声である音と、ドサッという音
ピーター「ウグッ」
バーナムは一瞬でスーツを着て走り出す
「スパイディッ!!」
ピーター「サービス、マン…あの、銃ヤバい…」
力を振り絞り、なんとか立ったピーター
「了解!引き金を引いてからの発射時間は」
ピーター「そんなの、わかんないよ…でも、反動も大きいみたい」
「すまない。しかし、それだけで充分だ」
いつもより低い声、一般人でも分かるほどの殺気
それが一瞬で消えた
「ヘイ!うちのスパイディに変な銃かました泥棒ってアンタ?」
泥棒「ぐはははははっ!!そうだ!」
いつものおちゃらけたような雰囲気のバーナム
「アンタ、もう少し将来のこと考えた方がいいぜ?あーでも、檻の中の人生限定」
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作者名:まーと@ | 作者ホームページ:http://hitoravu@2014
作成日時:2018年8月19日 13時