2丁 ページ3
スターク「少し片付けてくる。ここで待っていてくれ」
「承知しました」
その逆だろ？何を設置するんだ？スターク。おおかた、銃とか備えて入った瞬間にバーンだろ？俺だって少しはいてぇんだぜ？
スターク「申し訳ない。さぁ、こちらへ」
「いえ、お気になさらず」
おいおい、腰にある手はなんなんだ？生憎科学大好きおっさんは趣味じゃねぇよ。あぁ、勿論中にいる緑色の怪物もな？
あぁ、どうする俺！？諦める！？でもまだ中に何があるかなんて確認してねぇだろ！？そもそも諦めるなんて選択肢最初からねぇんだ！スタークを盾にしてぇ気分だクソ！
もうわかった！潔く出てやんよ。僕ちゃん偉いから。
「失礼しま(ﾊﾟﾝｯ」
スターク「ほらな？」
ブルース「あぁ…本当だ…」
「あぁ！もう！なんてことしてくれるんだよ！顔はねぇだろ！？コスチュームじゃなきゃバレてたじゃないか！」
ブルース「流石だよバーナム。判断力の高さは並じゃない」
「そもそもスタークが声をかけること自体おかしいだろ？こんな忙しいやつが新しく仕事をとるわけが無い！しかも自分から！騙されてやったんだ。感謝してよね」
スターク「だろうな。しかし、Aは綺麗な顔をしてるんだな」
「ブルース。今このおじさんなんて言ったぁ？」
ブルース「綺麗な顔してるって言った」
「あ、あぁ、そうだよな。あーえっと。ミスタースターク？」
スターク「なんだ？」
あぁもう！！全部バラされる！そんなのされたら注目の的だ！戦いづらくなるし仕事も増える！！
「私はどうすれば？」
スターク「頭が良くて助かる。そうだな。まずはそのコスチュームを解け」
「な、でも、さっきの銃ので前髪に穴が空いちまった」
スターク「何か問題か？」
「あぁ！もう…わかったさ。なんでもやるよ。ほらこれでいいか？」
ブルース「うわぁ。本当に綺麗な顔してるなバーナム。何故今まで顔を出さなかったんだ？」
「俺のコスチュームだし。それに、聞いていいことと聞かない方がいいもんがあるぜ？バナー博士？」
ブルース「あぁ、それはすまない」
スターク「お前にもそんな過去があるんだな。能天気に生きてきたのかと思ってた」
「確かに能天気だぜ？俺っちポジティブだから！」
スターク「そうか。そうだな、子供の頃に…なんてな」
「スターク？」
スターク「！？おっと…あー、すまないな」
「ぜっんぜん大丈夫！俺っちポジティブだし！それに、もうガキの頃の記憶なんてほぼねぇよ。んで！僕にして欲しいことは？もうないの？」
スターク「あぁ、今の会社をやめてこい」
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作者名：まーと@ | 作者ホームページ：http://hitoravu@2014
作成日時：2018年8月19日 13時
