第9球 夏までに ページ8
雨…。偏頭痛…。
クリス先輩に室内練習場へ来て欲しいって言われたからいかないと…。
あれ、なんか燃えてる…。
「降谷君爪はもう平気？」
「うん。大丈夫、この通り」
良かった、綺麗に治ってる。
「もう爪割っちゃダメだよ」
「うん」
「せんぱーい連れてきましたよ。やっぱこの雨ん中走ろうとしてました」
「かかってこいよー！」
な、何してるんだろ。
「お、おはようございます！クリス先輩！！」
「俺の時とえらい違いだな、この野郎」
「クリス先輩自ら俺に焼きを入れようと、これがスポーツ系の縦社会なんすね！！」
「何言ってんだお前…」
ゆきくん、なんていってここに連れてきたんだろ…。
「栄君、ちゃんと拭かないと風邪ひいちゃうよ」
「Aまで、ちょっ」
「動かないで」
頭にタオル被せて、栄君の頭拭いてあげる。んー、身長高くてやりずらい。
「あ、あのさっ、俺自分でやるから」
あ、これはわんちゃんを拭いてるみたいだ。んー、なんだろ、柴犬かな。
「僕も拭いて」
「お前は濡れてねーだろ！？」
「A〜、そろそろ俺にもやってくんない？」
「ゆきくんニット帽被ってるから、平気だと思ったんだけど」
「…今から濡れてくるわ」
「なんで！？」
「僕も」
「ちょっ」
「そろそろ本題に入りたいんだが」
「クリス先輩すいやせん！！！」
静かな練習試合にはいつまでも声が響いていた。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (4月2日 2時) (
レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星河実羽 | 作成日時：2023年9月12日 22時
