検索窓
今日:3 hit、昨日:10 hit、合計:1,987 hit

2 ページ39

「もち先輩、今からバット振りますか?」
「まあな。俺だけでなく3年生も振ると思うぜ?どうした?」
「ちょっと、打って欲しいんです」

球速は違うけれど、なんとなく軌道を掴めるかもしれないから。

「御幸はいいのか?」
「ゆきくんは暁君とお話があるみたい、です。多分打ち合わせかと」
「なら行こうぜグラウンド。皆いるはずだしな!ヒャハッ」
「はい!」

グラウンドはレギュラー陣はもちろん、他の先輩たちもバットを振っていた。

「ボール持ってくるので、準備していて下さい」
「おー!慌てなくていいぜー!」

今日はまだ全然投げてないし、沢山いけるはず。
ボールを箱ごと持って戻ってくると

「え、と…」
「倉持だけ狡いんじゃない?」
「俺にも投げろやあおらあ!」
「俺もやる」
「ウガッ」
「僕もお願いします!」

スタメンに出る皆が待っていました。そこには春君もいて、気合いは充分みたい。

「では、打線順でいきましょうか。春君後になっちゃうけどごめんね」
「ううん、先輩優先だから!」

レギュラーには先輩も後輩もないと思うけど…。
投げるのはカーブとスライダーを中心。打席に立つ人以外は守備に。

「では、いきます!3打席で交代です!」
「おう!ヒャハハっ、ぶっ叩いてやる!」

あ、悪人面…。

まずは様子見、スライダー、からっ。

「なっ」

キン

「サード!」
「ウガッ!」
「アウトだな」
「何初級から手を出してるのさ、倉持」
「いや、Aのスライダーってこんなんだったか?」

私のスライダー、もしかしたらそれだったら打たれてたかもしれない。
でも…。

「初戦の相手は私じゃない、です。左投げはできません、けど、軌道くらいなら近いものを投げれると思ったので」
「なるほどね」
「Aちゃん…、だからこんな時間なのに」
「大変ありがたい申し出だな」
「Aちゃん、どんどん投げてやれ」
「いきますよ、もち先輩!」
「おうー!!」

3→←1



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (3 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (4月2日 2時) (レス) @page41 id: e83d5f7d48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:星河実羽 | 作成日時:2023年9月12日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。