22話 ページ28
北本と西村に別れを告げ、俺達は家に帰り、ニャンコ先生に七ツ森を教えて貰った
ニャ「ここだここ、七ツ森の入り口だ」
夏「先生が蛍に詳しいなんて意外な趣味だな」
『にゃんにゃん、物知り』
ニャ「蛍火に誘われて狐火も集まるからな
それを喰うと美味いのだ」
夏「…」
『た、食べるの!?』
しばらく歩くと沼にでた
いつの間にか歩いている途中に、Aはニャンコ先生を人形抱きしていた
夏「本当だ、こんなところに沼が 水も綺麗じゃないか」
ニャ「…む?しかし妙に静かだな」
『音、なってないよ?』
ニャ「そうではない、生気があまり感じられないのだ」
夏「あっ」
人が倒れている…
その人が急に起き上がり、俺は思わず大声をあげてしまった
夏「す、すみません、大声出して…」
「はは、蛍には時間的にも時期的にも、まだ少し早いみたいだ
最近じゃそもそも減ったみたいだけどね」
夏「ありがとうございます」
キュ
Aが俺の手を握った
何か怖いものがあるのかと思い、当たりを見回したら、男の人の近くに妖がいた
?「お前…、お前人の子のくせに見えるのか?」
まずい…
俺はAの手を引いて走った
途中でAは足が追いつかなくなり、俺はAを抱き上げた
よそ見をしていただろうか
足元をよく見ず俺達は崖から落ちそうになった…
?「やれやれ、危なっかしい人の子だ」
そう、妖が助けてくれたんだ
夏「ありがとう、助かったよ」
『あ、りがとう、ございます…』
?「構わんさ
まぁ、酒の1杯でも出してくれれば祟はしないさ小僧」
なんてヤクザな…
『お酒、ない…
にゃんにゃん、持ってる?』
ニャ「酒は好きだが、あげる酒などないぞ!!」
『ケチ』
ニャ「お前、最近私に対してあたり強くないか?」
『( ˘ ˘)』
ニャ「無視か!!」
そういえば、Aはニャンコ先生に対してもよく喋るようになったな
夏「そろそろ夕方か
A、ニャンコ先生、帰ろうか」
『うん!』
ニャ「帰ったら酒だ!酒!」
?「…」
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香夜 - クリスマスの番外編で目がうるうるしました涙とても感動する話です!! (2019年10月14日 10時) (レス) id: 4a7e30982a (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - いっくんさん» コメントありがとうございます!ちゃんと癒しキャラになっているか不安ですが、そう感じて貰えて嬉しいです! (2019年1月4日 12時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
いっくん(プロフ) - 癒しオーラが半端ではないぐらいかわいい主ですね!もう溜まりません...。更新頑張ってください!応援しています! (2018年12月10日 13時) (レス) id: e0e93d1b6c (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - 黒武さん» コメントありがとうございます!可愛いと言って貰えて嬉しいです! 最初の一人称が統一してなかったのは無意識でしたすみません、教えて下さりありがとうございます!顔文字等は主の感情がどう表現してよいのか言葉で表せず使用しておりますが、控えるようにしますね! (2018年9月26日 23時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
星河実羽(プロフ) - 月夜桜さん» コメントありがとうございます!そういっていただけると嬉しいです!!田沼君ですね!今原作通り進んでおりますのでゆっくりと待っていただけると嬉しいです!!機会があれば番外編でも出したいですね! (2018年9月26日 23時) (レス) id: ef6f9e6668 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:星河実羽 | 作成日時:2018年9月15日 23時