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そんな風に僕が腐っている時。
かあさんの葬儀が行われた。
本当は僕も、葬式が行われる会場にいなければならなかった。
しかし喪服の黒しかない空間で、一人ぼっちでいるのはあまりに辛すぎた。
だから控室にあった縁側でうつ伏せていた。
さんさんと太陽の光が降り注ぐ。
ひんやりとした床が妙に気持ちよくて、そのままうつらうつらしていた。
「お兄ちゃん！どうしてそんなところに寝てるのぉー？」
突如、女の子の声が響いて僕は起きた。
起きた僕は、少し不機嫌だった。
なんだよ、いい感じで寝てたのに。
音源である女の子はじっと僕の顔を覗き込んでいた。
僕は努めて平然を装う。
「どうしたの？てか、君は誰？ここは僕の家族以外入っちゃあいけないんだよ」
「私は、Aです！五歳です！」
ふぅん、丁度僕の十歳下か。
頬はぷっくりすべすべで、可愛く髪を結んでいた。
…てか、五歳って言って僕の話をスルーしたな。
意外とこの子は頭の回転が良いんじゃないか？
「僕は、ここに来ちゃいけないよ、って言ったんだよ？」
「だって、私のお父さんがここにいなさいって言ったんだよ！」
お父さん？
ここのお葬式場のスタッフさんの子どもなのだろうか。
まぁ、いなさいって言われているんなら仕方ないか。
僕は縁側の半分を彼女に譲った。
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Leaf(プロフ) - フロチャから来ました。フロチャでは男の子が怖かったけど、この作品を読んだ後は何だか感じるものが違いますね。すごく素敵な作品でした。 (2019年1月14日 21時) (
レス) id: b8ce9cd4fa (このIDを非表示/違反報告)
白猫のような(プロフ) - フロチャのストーリーに入り込みました！ とても面白いです、更新期待しています！ (2018年10月23日 21時) (レス) id: 2e8f40e4be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柴葉ましろ | 作者ホームページ：http://uranai
作成日時：2018年10月21日 14時
