第五十三話 ページ20
『へぇ、本の中に人を……』
気付けば、ポオさんと打ち解けていた。
「我輩が書いた小説に限られるであるが……」
『其の能力を使いこなせてる時点で凄いです！』
誉めると、照れ臭そうに横を向く。
何だ。
可愛いじゃないか。
「良ければ…今度、我輩の小説の執筆を手伝って欲しい」
『何を手伝えば？』
「瑠璃の知っている…話を……何でも」
『了解です』
足元にすり寄ってくるカールを抱き上げ、撫で撫で。
凹むポオさん。
「カール……何でであるか…………我輩には全くなつかないのに……」
≡≡≡≡≡≡
そんなこんなあって、何となく疲れたので部屋に戻ってきた。
一時間くらい迷った。
ごりっ、と太股に感じる違和感。
着物を捲る。
内側に盗聴機が縫い付けてあった。
しかし、スイッチは付いていない。
《帯の中だよぉ☆》
『うん、連れて来られたときに気付いた』
いぶし銀の色をした帯の内側に手を突っ込み、飾り帯の紐を探る。
其処には無かったので帯に挟んでいた扇子を広げてみる。
『……あった』
第五十四話→←第五十二話 トウェイン「作者に場所稼げって云われた」ハック「メタいですね」トム「メタいな」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 329人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほっすぃー(プロフ) - まゆさん» コメント有り難う御座います…！頑張りますね！ (2017年11月18日 19時) (
レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 完結おめでとうございます^_^面白かったです^_^読んでいて、楽しかったです^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2017年11月17日 23時) (レス) id: 8c0a96a096 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - 赤珠（元 チョコうさ。）さん» 一同:今までのお付き合い誠に有り難う御座いましたぁぁぁぁぁぁぁぁ!!←うるせぇ (2017年10月1日 15時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠（元 チョコうさ。）(プロフ) - お疲れ様でぇええええええしーーーーたーーーー！！！！←うるせぇ (2017年9月28日 19時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
hinatabokkosunn(プロフ) - ほっすぃーさん» おけっす！ (2017年9月20日 20時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ほっすぃー | 作者ホームページ：
作成日時：2017年8月8日 20時
