霞様リク・ヤンデレな芥川さんとフェージャに取り合いされましたが何か? ページ48
ヤンデレものですので苦手な方はお逃げください。
≡≡≡≡≡
以前から芥川さんとフェージャが自分をめぐって対立しているのはよく知っていた貴女でしたが、最近は其れが加速して周囲の人間をも巻き込み始めていました。
貴女に話し掛けた人間に容赦なくマフィアの殺気を送り付けたり、然り気無く抱き寄せてぼくのですよだとか抜かしたり、日常生活に支障が出るのは流石に考えものです。
「葵の凡ては僕のもの。だろう?」
「ぼくと居れば幸せになれますよ、葵さん」
「何故貴様などに譲らねばならん、軟弱。溝鼠は大人しく裏路地に捨てられた塵でも漁っているが良い」
「上に従うしか能の無い駄犬に用はありませんよ。貴方こそ路地裏の人骨でもくわえていれば如何です」
無表情でお互いを罵り合っている絵面は少し面白いですが、笑って終えばとんでもない未来が待っているのは判りきっていましたから、大人しく両腕を掴まれた侭自分の足元を見詰めました。
しかし、貴女には判らないことがありました。
何故自分なぞに執着するのか、推測していると、ちゅ、と軽い音。
驚いて顔を上げれば貴女の額に口付けたフェージャの微笑みと、向こう側に悔しそうな芥川さんが見えました。
慌てている貴女の肩を抱いて芥川さんは羅生門を揺らめかせ、フェージャを威嚇します。
「僕の下にひざまずかせ二度と日の光を浴びさせぬ方が余程葵の為になる。溝鼠は大人しく手を引け、死にたくなければな」
歪んだ微笑を浮かべた二人の視線が交錯し、半ば置いていかれている貴女の右手を握り、フェージャは貴女に優しく問います。
「ふふ、狗ごときに扱える人ではありませんよ、葵さんは。ねぇ、ぼくと地下に潜るのもありでしょう?ほら、一緒に行きましょうよ」
芥川さんが語気を荒げて貴女の肩を握り締め、其の容赦無い力にどちらかを選ぶ他選択肢はなく、叉どちらを選んでも面倒くさいことになるのは理解できました。
ぎらついた二人の瞳が貴女を睨み。
「選べ、葵」
「選んでください、葵さん」
結論:「「ほら、早く」」
森「そう云えば、情報屋の葵ちゃん。最近見ないね」
芥川「…何処かの組織に引き抜かれでもしたのでは」
森「そうかい。残念だねぇ、優秀だったのに」
〜〜〜
イワン「主様、最近葵様の姿をお見掛け致しませんが」
フェージャ「貴方が気にする事ではないでしょう?」
イワン「っ、申し訳御座いません」
闇猫様リク・探偵社で女子会やりましたが何か?→←コメントについての注意です。
397人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なっつぅぅ!! - うぅっ美しいっ!!あぁポォくんが尊いわ! (2019年5月31日 17時) (レス) id: 9cf5f7dc68 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - はじめまして、唐突ですがけんじくんお願いします! (2019年5月25日 15時) (レス) id: fdd40fb008 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - 幻央さん» 返信遅れて申し訳ございません!通知がうまく作動していなかったみたいです…。ゴーゴリ君お気に召していただけたみたいで、嬉しいです!有り難う御座います!いっ、逝かないでください!wうちのゴーゴリ君お見舞いに行かせますので!!← (2018年10月16日 21時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
幻央(プロフ) - あああああ…ドス君が美しい…ゴゴ君が可愛い…。もう無理、今なら逝ける…!!← (2018年9月25日 11時) (レス) id: b96300be90 (このIDを非表示/違反報告)
ほっすぃー(プロフ) - 霞さん» 芥川「くくっ…嬉しそうだな?嗚呼、何時迄も僕が貴様を愛そう」フェージャ「そんな貴女の表情も叉良しですね…可愛いですよ。ずうっと、大切にします」 (2018年1月31日 18時) (レス) id: c50e6a0d75 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほっすぃー | 作者ホームページ:
作成日時:2017年10月17日 7時