第百十二訓 確かな感情 ページ29
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貴『え?何で?それで嫉妬すんの?』
沖『何でって、土方さんと姉上が両想いで一緒に話してるとこ見たら、普通嫌でしょう。』
沖田にそう言われ、Aはまた考え始めた。
数秒経ち、Aは言った。
貴『だって、トシの目にはミツバしか映ってなかったんだろ?』
沖田は一瞬キョトンとしたが、内容を理解し答えた。
沖『そりゃァ、惚れてますからねィ。』
貴『ほらな、私は別に嫉妬なんてしないさ。アイツに惚れた女が居るなら、尚更。』
沖田は黙っている、Aはそのまま言葉を繋ぐ。
貴『あんなに仲が良い二人を見て、嫉妬する所か逆に開き直っちゃったよ。
あまりにも、二人が幸せそうだったから。
だから、トシは私に惚れて幸せなのかなって……時々不安にもなる。』
Aは俯いて、何も言わなくなった。
その様子を見て沖田は聞く。
沖『不安なら尚更、土方さんがキャバクラ行くの嫌なんじゃ……』
貴『大丈夫だって!アイツは元々キャバクラとかそういうの嫌いなタイプだし。』
Aは明るく振舞っていたが、言葉に明るさは無かった。
だが、沖田はそれ以上聞かなかった。
沖『そうですねィ。じゃあ、俺は見廻り(サボり)行ってきやす。』
貴『おい総悟、()の中が丸見えだぞ。』
Aの指摘に、ヤベッという顔をしたあと、
沖田はそのまま出て行った。
貴『はぁ』
部屋で一人になったAは今日何回目か分からないため息をついた。
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ヨッシー(プロフ) - アセロラ大福さん» 申し訳ないです!修正しました!ご指摘ありがとうございます! (2016年5月8日 22時) (レス) id: 938055d48b (このIDを非表示/違反報告)
アセロラ大福(プロフ) - すみません!訂正なんですけど第111訓の沖田のセリフの「(名前)姐」ってとこが「美乃姐」になってますよ!上から物言ってるみたいに聞こえたらほんとすみませんっ(;・∀・) (2016年5月8日 21時) (レス) id: 1fd2749c0b (このIDを非表示/違反報告)
妖桜(プロフ) - ヨッシーさん» テヘペロ♪← (2015年9月5日 6時) (レス) id: f87167202e (このIDを非表示/違反報告)
ヨッシー(プロフ) - 妖桜さん» もうよくわからん♪← (2015年8月31日 9時) (レス) id: cbaaf4872b (このIDを非表示/違反報告)
妖桜(プロフ) - 爺さんとサボテンと私♪|7|7|〃|ズルッ…ヾ(´ー`)b スベッタ! (2015年8月31日 6時) (レス) id: f87167202e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨッシー | 作者ホームページ:http://http://uranai.nosv.org/u.php/hp/zyoui1/
作成日時:2015年5月4日 15時