【銀魂】副長補佐は、サボり魔で…【土方十四郎】

第三十一訓　　変わってない ページ34

銀時が言った言葉にAは、



貴『知ってる。』



逆にAが興味のなさそうな反応。



銀『良かったじゃん。』



貴『何にも良くねーよ。』



なんとも鋭い言葉。



銀『嬉しくねーのかよ。』



貴『ダメだろ、銀さんだって分かってるだろ。』



銀『……………』



押し黙る銀時。



貴『ねぇ、どうしよ。』



銀『お前さ、なんでまだ野郎に拘ってんの？』



貴『！』



その言葉に驚いた様子のA。



銀『お前、まだ野郎に惚れてんじゃねェのかよ。』



貴『ないな。』



その質問に即答したA。



貴『二つ目の悩みなんだけどよ… 銀『誤魔化すんじゃねェよ。』』



話を逸らそうとしたAの言葉を遮る銀時。



銀『野郎に惚れてるか惚れてないか、答えたら悩みは聞いてやる。



　 で、どっちなんだよ。』



貴『惚れてないよ。』



少し間を空けて言ったA。



銀『じゃあなんで… 貴『けど、』！』



貴『惚れていなくとも、私の護りたいものは変わってない。』



銀時の言葉を遮りAが言った言葉はまるで、






自分に言い聞かせているようだった。

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