【銀魂】副長補佐は、サボり魔で…【土方十四郎】

第二十九訓　　傷はうまく隠そう ページ32

食堂で＿＿＿



貴『どこ座ろうかな……！ 』



Aが朝食をどこで食べるか迷っているとき、視界に映ったものが。



貴『お〜い、一緒に食べようよ。トシ。』



そう土方である。当の本人は、



土『…あぁ。』



一瞬驚いた顔をして、いつも通りの返事をした。



Aは土方の前に座り、食べ始めた。が、あることに気付く。



貴『トシお前、右手に怪我なんてしてたっけ？』



土方は右手に包帯を巻いていた。昨日はなかったはずだった。



土『あぁ、昨日の宴会で器割っちまってな。そんときだ。』



少し目を逸らして言った言葉にAは疑問を覚えた。



貴『…ドジだなトシは。』



だが、触れなかった。



そのまま二人は世間話をしたあと、互いの部屋に戻った。




貴『う〜ん。』



今日は非番のA。色々疑問があり、一人じゃ解決できそうにないらしい。



貴『行くか。』



Aは隊服を着て、真選組を出た。

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