【銀魂】副長補佐は、サボり魔で…【土方十四郎】

第十一訓　　たまたま　　鉄之助side ページ13

鉄『Aさァァァん！！副長に書類持って行きました！！！』



どうも、鉄之助です！副長と副長補佐のAさんの小姓をしてます。



今日はAさんが真面目に仕事してます。



貴『おう、ありがと。』



微笑むAさんに少しﾄﾞｷｯとした。副長に殺 されるかな。



最近はAさんが書いた書類を副長に渡すことが多い。



貴『テツ、剣は少しぐらいは上達したか？』



鉄『はい、副長にいつも絞られてます。』



貴『さすが、鬼の副長。厳しいみたいだな。』



たまにAさんにも稽古してもらっているけど、副長と同じぐらい厳しい。



Aさんは副長と渡り合えるぐらいの実力の持ち主。



俺の弱点を教えてくれて、副長みたいな優しさがある人だ。



そういえば、意外とお二人って色々似ているような気が…



鉄『副長とAさんって似てる所多くないですか？』



そう言って聞いたとき、Aさんは少しビックリした顔して、



貴『気のせいだろ？私はアイツみたいに真面目じゃないぞ。』



鉄『たまたまですかね。』



貴『あぁ、たまたまだろ。』



山『Aさん。局長が呼んでますよ。』



すると、襖の向こうから山崎さんの声がした。



貴『わかった、テツ休んでていいぞ。』



Aさんはそのまま行ってしまった。





本当にたまたまだったのだろうか。

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